東京アカデミー鹿児島校
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こんにちは、東京アカデミー鹿児島校チューターのRです。
今回は、試験までもう時間はないけどないわけじゃない(?)この時期にどう勉強していくのがよいかについて書こうと思います。試験まであと100日切っているけど勉強などの指針がまだ定まっていないという方は是非お読みいただければと思います。
4月になると、いよいよ(各自治体の特別枠試験を除けば)4月25日(日)の「国家総合職」の試験から公務員試験が始まります。しかし地方自治体や国家一般・専門職の試験は6月~7月。これらの試験を第1志望とされている方はあと2ヵ月~3ヵ月あります。「時間がある」という見方もあれば「時間がない」という考え方もある、“微妙”な時期です。そうした方に向けて、この時期筆者自身が受講生の方から相談を受けたことを参考にして簡単にアドバイスができればと思います。
まず、科目のウエイトについてです。
11月30日に当ブログに掲載された「科目ごとの勉強のウエイト」にもわずかにお書きしましたが、この数ヵ月でのアドバイスになります。行政系の方に向けて、私としては、「重要科目(憲法・民法・行政法・経済学)の苦手克服」に取り組める最後の時期と思います。5月に入って試験が始まっていくと、正直目先の試験のことで頭がいっぱいで苦手科目より得意科目を固めることに力が入ってしまいます。それを見越すと、試験が始まらないこの4月が最後の克服の機会となるわけです。もちろん、この少しの期間で科目全体をカバーする必要はありません。例えば、「民法」なら債権分野だけ、「経済学」ならマクロ経済学だけ、など分野1つだけ絞ってでも苦手を克服しておくと、点数の向上につながるはずです。そして、教養試験の「自然科学」などは、講義の復習など最低限にとどめ、要点を短時間で効率よく抑えるべきだと思います。もう1つ、重要科目と比べて扱いが難しい「政治学」や「行政学」などの扱いについても書きたいところですが、これはまた機会があれば掲載することにします。
続いて、多肢選択式の勉強以外についてです。
具体的には「専門記述」や「一般論文」、「エントリーシート」や「面接・集団討論」についてです。この時期にはこれらも意識しなければならないですが、じゃあこれらはどのくらいの時間をかけるべきなのか?と思う方もいらっしゃるでしょう。私としては、これらはそれぞれ週に1時間程度していればいいと思います。特に「専門記述」は多肢選択式問題の勉強ともリンクしているので、1~2週に1問分答案を仕上げて添削を受けていくというぐらいで十分かと思います。その他も、添削を受けるという点を考えると、週に1回/1時間ぐらいの勉強がいいかと思います。記述や論文は「書き方」を覚えることができればこの時期は十分だと思います。エントリーシートについては、各官庁・自治体も記載事項はかなり似たり寄ったりなケースも多いですから、この時期になるべく書く量の多いものを仕上げておけるといいかと思います。そうするとあとあとエントリーシートを作るときに楽ができるかと思います。「面接・集団討論」はまだこの時期にそこまで意識しなくても良いかと思います。今は自己分析を進めて、いざ1次試験に晴れて合格したときに備えられればいいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。