東京アカデミー大阪校
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こんにちは。東京アカデミー大阪校国試担当です。
4月に入り新しい年度のスタートですね🌸
現役生の方は学校がスタートし、オリエンテーションなどで国家試験の話を聞く機会もあったのではないでしょうか。
さて、先日第110回看護師国家試験の合格発表がありました。
合格率や合格基準などみなさんもう確認されましたか?
全体:90.4%
新卒:95.4%
既卒:44.4%
必修問題 40点以上/50点
一般問題・状況設定問題 159点以上/250点
国家試験の合格率は毎年変わりますが、新卒者と既卒者の合格率の差がとても大きいのは毎年同じです。
現役生のうちは勉強環境も整っていて、周りもみんな受験生なのでモチベーションを保って勉強に集中できるので
合格率は毎年94~97%とほどととても高くなっています。
ただ、現役のうちに合格できず、既卒者になってしまうと合格率は下がり、30%以下になる年もありました。
ぜひ現役のうちに一発合格を目指しましょう!
一発合格を目指すといっても何から始めればいいのか迷う方もいらっしゃるかもしれません。
まず、国家試験の試験範囲から調べてみましょう。
国家試験には「出題基準」というものがあります。
看護学の分野が大項目、中項目、小項目に細かく分類されており、この「出題基準」に則って国試の問題は作られているのです。
過去問を数年分解くときも出題基準を確認しておくと、この項目からの出題が多い、と頻出項目に気づくことができるかもしれません。
厚生労働省から公表されているので、確認したことのない方はぜひ確認してみてください。
そしてこの出題基準、ずっと同じものが使われるわけではなく、数年に一度改定が入ります。
ここ数年では、103回、107回の国家試験の年に改定されたので、近年中にまた改定されることが予想されます。
出題基準が変わる前に合格を目指すためにも、今からしっかり勉強をはじめましょう。
国家試験でカギとなるのは解剖生理の対策です!
「人体の構造と機能」と「疾病の成り立ちと回復の促進」は受験生がとても苦手な分野で、
第110回国家試験でも他の分野の正答率が70%~80%ほどある中、この2つの正答率は50%ほどしかありませんでした。
みなさんも苦手な人が多いのではないでしょうか。
ただ全てにつながる基礎となる分野なので、苦手だから…と避けていると合格が難しくなってしまうとても重要な分野でもあります。
残念ながら不合格になってしまってリベンジを目指す方にお話しを聞いても、解剖生理がとても苦手で他の分野も丸暗記になってしまっていたという方が大半です。
国家試験は聞き方、言い方を変えて問われるので、過去問の丸暗記では同じような問題でも解けないという風になってしまいます。
夏までに人体・疾病をマスターして、他の分野の問題も人体・疾病に戻って理解して解けるようになると合格に近づきます!
それに勉強も楽しくなりますよ。
一発合格を目指して頑張りましょう!