東京アカデミー大阪校
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こんにちは、東京アカデミー大阪校の国家試験対策担当です。
管理栄養士は、乳幼児期から高齢期まで、様々な方の健康を、食事・栄養の面からサポートする仕事です。
栄養士が主に健康な方に対して行うのに対して、管理栄養士は疾患を持つ方や、健康課題を持つ方など様々な方に対する療養のための栄養指導も行うようになり、年齢や体質、病状など、様々な要素を考慮し、個人に合わせた栄養指導の能力が求められています。
そのため、身体の正常な構造や機能を把握することに加え、栄養分が身体に与える影響や病気との関係性にも十分に配慮しながら、食事を美味しく感じさせるための調理技術も求められます。
医療施設や教育機関をはじめ、老人福祉施設や介護保険施設、行政機関、食品メーカー、研究機関など、活躍出来る場所は多岐に渡ります。
具体的な仕事内容も、個人に合わせた栄養管理や献立作成、地域の方に向けた食育のためのセミナー開催やアレルギー相談、食品会社や研究機関で食品開発に携わるなど、所属先により業務内容は様々です。さらに近年は活動の幅が広くなり、フィットネスクラブやスポーツの分野で活躍している管理栄養士の方もいらっしゃいます。
いずれにしましても、食事や栄養についてのアドバイスや、個人の目的や体調に合わせた献立を作ることが基本的な仕事となりますので、普段から食に対して探求心を持つことが必要です。
また、職場では様々な方と連携して仕事を行っていきます。他職種との連携も必要となりますし、患者様やお客様に対してアドバイスを行っていくこともあるので、コミュニケーション能力も重要です。
「日本糖尿病療養指導士」「特定保健指導」「行政栄養士」「公認スポーツ栄養士」などは、管理栄養士の資格を持っていることが前提となっています。
1つは、管理栄養士養成課程のある修業年数4年の学校(大学もしくは専門学校)に入学し、卒業年に国家試験を受験する方法です。
もう1つは、栄養士養成学校に通い、卒業後に栄養士として働いた後、国家試験を受験する方法です。この場合は、栄養士養成施設の修業年数により、管理栄養士国家試験受験に必要な実務経験の年数は異なります。
管理栄養士国家試験は毎年1回行われ、その合格率は64.2%(2021年3月に発表された第35回試験)です。
しかし、既卒者の合格率は、栄養士養成課程卒者で24.3%、管理栄養士養成課程卒者では19.1%となってしまいます。
国家資格を取得することは簡単なことではありませんが、様々な方の健康を食事の面から支えることが出来る、魅力のある職業です。
東京アカデミーでは管理栄養士国家試験対策講座を行っています。
お仕事をされながら勉強される方も多数おられます。
皆さんの国家試験合格を、東京アカデミーは応援します!