東京アカデミー松山校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー松山校の教員採用試験対策担当の石井です。
今回は、受講生からいただいた提出書類への質問について、おそらく同様な疑問を持っていらっしゃる方が多いと思われましたので、見解をまとめてみました。ご参考いただけましたら幸いです。
【受験生からの質問】
「提出書類について、過去の失敗や悩みといったマイナスイメージなことを書いても良いのでしょうか。採用者に教員の素養がないと思われるので書かないようにと指導を受けました。」
【その時の回答】
(あいさつ文省略) 指導は決してまちがっていません。自分にとってマイナスとなることは書かないほうが良いです。今後提出書類を作成する場合も注意したい点です。
大事な点は2点あると考えます。まずは、その内容が自分にとってマイナスであるかどうかの判断をしっかりとすることです。「人間関係で悩む」ことのない人はおそらくいないでしょうし、悩んだことがあるということが、児童生徒の気持ちに共感するためにとても大切なことだと思います。
この場合、この話を聞いた面接官は○○さんの悩みに共感し、その時の○○さんが直面した「課題」であると捉えます。
次に大事なこと、それはこの「課題」をそのままにしておかないことです。「課題」があるなら、それに向けた「解決」をしていく、あるいはしていこうとすること、困難であっても、やり遂げようと努力したり、工夫したりすること、そういったことがアピールポイントになります。
そのままにしておくことも人にはもちろんありますし、乗り越えられないこともあります。ですので、そういったことは願書には書かず、努力、工夫、成し遂げたこと、克服しようとチャレンジしていることなどを書くことが大切です。
「英語が苦手だから英会話スクールに通って勉強している」
この文を読むと「英語が苦手」というマイナスともとれる発言がありますが、文章全体からは苦手を克服しようと努力する姿勢が見られますよね!(^^)!
上記のような点が理解できていれば、問題ないと考えます。ご参考までによろしくお願いいたします。
といった内容でアドバイスさせていただきました。
「課題」があることは悪いことではありません。自分の「課題」を明確にして、「解決」していけるよう努力、工夫、チャレンジし続けていってほしいと思います。