東京アカデミー函館教室
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皆さんこんにちは。
5月実施の試験が近づいています。道警(1回目)の試験が来月9日(日)、海保(特別)の試験が16日(日)ということで、どちらも1ヶ月を切っています。試験までの残り日数が少ないので、確実に1点を上積みできる方法を考え、効率の良い勉強をしてきましょう!
さて、道警の試験で実施されている「適性検査」についてご紹介します。
例年、道警の試験では「クレペリン検査」、「バウムテスト」、「YG性格検査」が実施されています。
これらの試験は、面接試験だけでは分からない受験者の性格や素質、ストレス耐性などを見極めるために行われます。
それぞれの検査の特徴は以下の通りです。
【クレペリン検査】
横長の用紙に横1行100個以上の数字が並んでおり、隣同士に並んだ1桁の数字を時間内に足していくものです。手順の説明や途中休憩も含め、1時間程度で終了します。
☆この検査では、連続加算の結果から被検査者の能力面と特徴と性格・行動の特徴を判定しようとするものです。全体の作業量や誤答から、被検査者の作業能率をグラフ化し、「安定型」から「異常型」までいくつかの類型に分類し、被検査者がどの方に属するかを総合的に判定します。
【バウムテスト】
1枚の紙に、実のなる木を書くというシンプルな検査方法です。
☆この検査では、被検査者の精神や心理状態が分かります。全体的な印象、木の描かれた木の位置や大きさ、筆圧、幹・枝・根・地面・実・花等から、性格や生命力、夢や目標の有無まで分析されます。
【YG性格検査】
性格や行動に関する文章の質問が120問程度あり、これについて「はい」「いいえ」「どちらでもない」の3つで回答していきます。検査に要する時間は手順の説明も含めて30分程度です。
☆この検査では、社会的適応、情緒的安定、主導性など、被検査者の性格性向の特性が見られます。全体的な傾向から、大きく分けて5つのタイプ(平均型、不安定積極型、安定消極型、安定積極型、不安定消極型)に分類されます。
性格検査は、良く見せようという気持ちが働くと結果に悪影響を及ぼしたり、またそのような気持ちが働いていることまで見抜かれてしまうことがあります。極端な結果でない限り、合否に対する影響はさほど大きくないと考えてよいのですが、試験である以上、精一杯取り組む姿勢は忘れないようにしましょう!