第111回看護師国家試験　1年間の学習計画（前編）

みなさんこんにちは。
東京アカデミー大宮校の山本です。

さて、本日は第111回看護師国家試験合格に向けた1年間の学習計画についてお話いたします。
ご参考いただけますと幸いです。

【其の１】国家試験を意識した生活をしよう
新型コロナウイルス感染防止のため、病院での実習が思うようにできない学校も多くあると思います。
看護技術や検査に関する援助などは実習での経験が役立っていましたが、校内の実習でも基本をしっかり押さえ、一つ一つが国試につながると思って取り組んでもらいたいと思います。
近年、社会的に話題になった内容に関する問題が多く出題されています。
第110回の国試ではやはり新型コロナに関係する内容が多く、感染症法・免疫反応・空気感染予防・小学生の手洗い・消毒薬の計算・WHO〈世界保健機関〉などが出題されていました。
医学・保健・福祉などに関するニュースを意識的にチェックして、その都度学習に取り入れましょう。

【其の２】夏休みまでの学習計画
『人体の構造と機能』『疾病の成り立ちと回復の促進』は必ず夏休みまでにマスターしておきましょう。
さらに欲を言えば、たとえば解剖生理学で腎臓を学習したら、成人看護学の腎疾患の問題集を解いてください。
これによって解剖生理学の知識と成人看護学の知識がつながり、さらに深い理解が得られて効果的です。
というのも、成人看護学は範囲も広く、すべての範囲を学習するには大変で、しかも基礎医学の知識を最も必要とする教科だからです。
こうして攻略しておくと後が大変楽になります。
また、勉強をするときは、必ず解剖生理学と薬理学の教科書を用意しておくことが大切です。
時間がかかると思うかもしれませんが、確認することが実は知識定着の一番の早道なのです。
そして、必修問題の出題基準に、ぜひ目を通してください。
その分野は意識して勉強してもらいたいですね。
毎日計画的に勉強して、『人体の構造と機能』『疾病の成り立ちと回復の促進』については時間のある夏休みの間に終わるようにしておきましょう。

次回は1年間の学習計画「後編」をご案内いたします。

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