東京アカデミー福岡校
ブログ
<令和4年度福岡県公立学校教員採用候補者選考試験に向けて>
みなさんこんにちは。
東京アカデミー福岡校教員科担当です。
福岡県の教育施策チェックシリーズの3回目です。
令和3年3月24日策定の
「福岡県教育施策実施計画」(福岡県教育員会ホームページ)について
ブログ1回目では、教育施策7つの柱について触れました。
本日は、柱1 「学力、体力、豊かな心を育成する」の項目1「 豊かな心の醸成」
の施策(1)「道徳性を養う心の教育の充実」になります。
施策の基本的なねらいとして以下が記載してあります。
◇ 「特別の教科 道徳」の充実に向けて、体験活動や問題解決的な学習等を取り入れ、それらの活動等で学んだ内容の意義や人間としての生き方等について考え、議論するような授業の実現に努めます。
◇ 他人を思いやる心や、公共のためになることを大切にする心を身に付けることができるよう、教育活動全体を通じて、道徳性を養う心の教育の充実を図ります。
◇ 我が国と郷土を愛する心や国際社会に貢献する心などを身に付けることができるよう、「特別の教科 道徳」や各教科などの指導を推進します。
また主な取組として、
小・中学校においては、道徳教育推進の核となる指導者を養成するとともに、「道徳教育実践ハンドブックvol.2」等の活用を促進します。
県立高等学校においては、道徳教育推進教師を中心とした指導体制を整備し、人間としての在り方生き方に関する教育を学校の教育活動全体を通じて行うことにより、生徒の心に響く道徳教育の充実を図ります。
とあります。
「道徳教育実践ハンドブックvol.2」では、道徳科における「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善などについても触れられています。
「主体的な学び」の視点
■児童生徒が興味・関心をもって切実に考えたくなる問題意識をもつ
■道徳的問題を自分自身と関連付けて考える
■既習の知識・技能や体験したことと関連付けて考える
■学んだこと、考えたこと、感じたことを振り返る
「対話的な学び」の視点
■児童生徒同士の対話
■教師や地域の人々など大人との対話
■先哲の考え方との対話
「深い学び」の視点
■多面的・多角的に考えることを通して道徳的価値の理解を深める
■問題場面における道徳的価値の意味を考える
■問題場面を実感を伴って理解する
以上、試験対策として重要な部分になりますが、はじめて教師の仕事に就く方は大切な内容ですので、ぜひ目を通してくださいね。
施策の理解は、教師力向上にもつながります。
福岡県受験直前チェック 5月19日(水)18:30~19:30
通学5月生 人物試験対策コース(面接・模擬授業) 5月23日(日)~
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