東京アカデミー静岡校
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みなさん、こんにちは。東京アカデミー静岡校の伊藤です。
今月より第111回看護師国家試験対策★通学講座(週1日コース)が静岡校でも開講しました。危機感を感じて早期に勉強を始めた現役の看護学生や再チャレンジで合格を目指す既卒生など、みんなで1つの目標(合格!)に向けて始動しましたので、精一杯バックアップしていきたいと思います。
さて、前回のブログでは第110回国試の自己採点データより、必修問題の平均点についてご紹介しました。必修問題は決して難解な問題ではありませんが、8割の正解が求められる絶対評価のため、受験生の多くが不安を感じている問題となります。必修問題のハードルをクリアするためには、ぜひ過去問題に取り組みましょう。
令和3年3月31日に公表となった「保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会 報告書」の中にこんな項目があるんですが、みなさんはご存じですか?
5)既出問題について
既出問題の活用は、難易度の安定化の観点からも有用であり、引き続き活用する。
看護師国家試験における必修問題は、看護師にとって特に重要な基本的事項を問うものであることから、限られた範囲の中で繰り返し問うことが妥当であると考えられる。そのため、重要な基本的事項を繰り返し出題するなど、必修問題においてはより積極的に既出問題を活用していく。また、保健師助産師看護師国家試験の一般問題及び状況設定問題において既出問題を活用する際には、活用する既出問題の正解率等をよく吟味した上で選択し、表現や選択肢を変更する際には、難易度への影響に留意し検討することが必要である。
まず、既出問題=過去問題は積極的に活用していくと明言されていて、さらに必修問題ではその傾向が顕著になることが読み取れます。国家試験では不適切な問題が出題された場合、採点から除外する措置をとることがあるのですが、中でも必修問題の不適切には主に以下の2つのパターンがあります。
①問題が誤っている
②問題は適切だが必修問題として妥当ではない
①は当然ですよね。答えの存在しない問題だった場合は除外せざるを得ません。では②はどうでしょうか?この場合は問題文は間違っていないけど『必修問題としては適切ではない』という場合に「不適切」と判断されて除外になっているのです。先の報告書の文中にもあったように、「必修問題は看護師にとって特に重要な基本的事項を問うもの」です。しかも、必修問題は正答率80%を切ってしまうと不合格になってしまう問題な訳ですから、『難易度の高い問題=不適切』と判断されているようです。実際に第109回看護師国家試験では②の理由で2問不適切問題として採点から除外されていますが、東京アカデミーにて実施した解答速報会の採点データでは午前問題⑪44.4%、午後問題⑱33.3%の正答率でしたので、『難易度が高い=正解率が極端に低い=不適切』という判断で間違いないでしょう。
上記のような理由より、問題の難易度を一定レベルに保つことが必要な必修問題においては過去問題を利用することがとても理にかなっていると思いませんか。だって、すでに出題した問題はおおよその正解率が分かっているわけですから、不適切問題になりにくいですよね。という事で、今後も必修問題には過去問題が良く出題されるはずですから、過去問題を徹底的に解くことがとても有効な対策と言えるのです。
書店やインタネットのショッピングサイトには多くの過去問題集が並んでいると思いますが、必修問題対策に絶対おススメしたいのが『出た問70%(高正答率過去問題集)』です。なぜかと言いますと、「高正答率過去問題集」であることがポイントです。
必修問題では正答率が低い問題は採点除外されてしまいます。さらに、過去に一般問題や状況設定問題として出題された問題が必修問題として再利用された例がいくつもありますので、必修問題だけでなく、一般問題や状況設定問題の過去問で正答率が高い問題もフォローしておくことが重要になってくるのです。必修問題の過去問をひたすら解くだけでは実は不十分なんですよね。
ということで、上記を全て満たしている過去問題集が『出た問70%(高正答率過去問題集)』なんですよ。これ1冊で必修問題対策はバッチリですし、さらに正答率70%以上の問題が全て正解できたら国家試験に合格できることも分かっていますので、合格に最短距離で近づくために最適な過去問題集なんです。東京アカデミー各校の窓口の他に、最寄りの書店やインターネットからもご購入が可能です。ぜひご購入をご検討ください。