東京アカデミー神戸校
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みなさんこんにちは。
神戸大学経済学部4年の小柳と申します。神戸校のチューターをさせていただいております。
私は昨年から東京アカデミーに通学し、今年、地元である香川県から一般行政事務で内定を頂きました。
来年からの社会人生活に期待がふくらむ一方で、ついこの前大学生になったばかりと感じているのに、もうあと数ヶ月で学生時代が終わることに驚きを感じています。
私が今年公務員試験を受験してみて、この時期にしておけばよかったと感じたことについてお伝えします。
それは、受験を考えている官庁に関する情報収集です。
昨年のこの時期、私は第一志望だけは決めて勉強していたのですが、他にどういったところを受験できるのかについては、あまり詳しくは知りませんでした。
第一志望に向けて努力することも重要ですが、必ず合格できるというわけではありません。
もしだめだった場合に納得できるところに就職するためにも、時間に余裕のある今のうちからあらゆる選択肢を考えておくことも必要だと思います。
行政職志望の方で専門科目も勉強されている方だと、
①国家総合職
②都庁または特別区
③裁判所事務官
④国税専門官、労働基準監督官、財務専門官などの国家専門職
⑤国家一般職
⑥県庁、政令市、市役所A日程
⑦国立大学法人
⑧市役所B日程
⑨市役所C日程
主な試験だけでもこれくらいは併願できます。
他にも独自日程で試験を行っている自治体もありますし、複数の試験方式のある自治体もありますのでよくご自身で調べられてください。
試験種によって出題科目、出題比率は少しづつ異なりますのでこれも調べてみてください。
まだ来年の試験日程は出ていないと思いますが、参考に自分が少しでも興味のあるところの今年の試験日程を調べられたらよいと思います。
志望度に関わらず、日程的に受けられる限り多くの試験を受験されることをおすすめします。
私が来年から働く香川県は⑥でしたが、それまでに筆記試験、面接試験ともに多くの経験を積んだ状態でのぞむことができました。
さて、行政職の公務員とひとくちにいってもこれだけたくさんのお仕事があるわけです。
公務員試験はあくまで就職試験ですから、最終的には面接試験や官庁訪問でその職種に対する理解が問われます。
私はそういった職種研究をやや後回しにしたまま、4月末からの受験シーズンに突入してしまいました。
これだけ多くの試験を筆記試験、面接試験、官庁訪問と並行して受験すると、受験シーズンに入ってからでは物理的にどうしても時間の余裕がありません。
志望度の低い官庁に関しては研究がおろそかになり、苦しい戦いになりました。
ですので、みなさんにはいまのうちからどういったお仕事があるのかということを調べ始めてほしいと思います。
まずは、説明会に積極的には参加してください。
東京アカデミーの官庁・自治体説明会や、大学で開かれているもの、官庁が個別に実施しているものなどがあります。
説明会の情報を逃してしまわないよう、興味のある官庁の採用のホームページはこまめにチェックしておきましょう。
多くの職種の説明会を聞いていくなかで併願先を見つけられると思いますし、もしかしたらよい意味で第一志望も変わるかもしれません。
どういった仕事をしたいのか、というゴールを意識したうえで試験勉強にはげんでもらえればと思います。