東京アカデミー難波教室
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こんにちは、東京アカデミー難波校公務員担当です。
今日は「高卒程度公務員の第2回模試」の会場実施がありました。
まだまだ具体的な志望先を決めかねている受験生もおられました。
試験結果だけでなく、今後は第1志望に合わせた学習をしていくことが大切です。
例えば、公務員試験の配点について
〇国家公務員一般職(高卒者事務)の場合 (全体を1とした場合)
基礎能力試験(教養)試験=4/9 適性試験=2/9 作文試験=1/9 人物試験=2/9
〇国家税務職員の場合(全体を1とした場合)
基礎能力試験(教養)試験=2/4 適性試験=1/4 人物試験=1/4
となっており、適性試験だけで、教養試験の半分、人物試験と同じ配点を占めてきます。
早速ですが、みなさんは「適性試験」の内容をご存じでしょうか。
国家公務員の場合、事務的な業務において文章の記録・集計・照合・分類・整理などがあります。
これらの業務を正確に速く行うことができるかという事務能力の適性をみるために行っています✍
適性試験はいわゆるスピード試験で、決められた手順に従って進めていく作業です。
問題には、①計算、②照合、③置換、④分類、⑤図形把握の5パターンがあり、そのうち3パターンが10題ずつ4回繰り返されるスパイラル形式で出題されます。
近年は、複数のパターンを組み合わせた問題もみられます。
〇国家公務員一般職(高卒者事務)の場合
出題数:120問、3パターン各10題×4、時間:15分
適性試験は、正答数がそのまま得点とはならずに誤答数も採点される減点法が取られており、得点は正答数から誤答数を引いたものになります。
また、途中とばして解答すると、その分も誤答扱いになるので気を付けましょう。
(例)100題解答して、正答数90題の場合は、90-10=80となり、得点は80点となる。
また適性試験といえば、よく試験直前になって「適性試験と適性検査はどう違うの?」と聞かれることがあります🤔
適性試験が「事務適性」についての試験であるのに対し、警察官などの2次試験で実施されている適性検査は、YG性格検査、クレペリン検査、ロールシャッハなどの性格検査になります。
性格検査の結果は面接試験の材料になる場合もあります。
また消防官では「消防適性」が実施されるところもあります。
SPI試験では「SPI適性」が出題される場合もあります。
事務適性試験のように繰り返しの練習は必要ありませんが、どのような検査かは理解しておきましょう👀✨
必ず受験先の実際の募集要項でご確認ください。※自治体によっては実施されないところもあります。
国家公務員を受験される方は教養試験の対策で大変かとは思いますが、6~7割は得点できるように今から対策をしておくのもいいかと思います✏