東京アカデミー岡山校
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こんにちは!東京アカデミーの公務員担当です。
本日のブログでは、「集団討論」の対策について取り上げたいと思います。
公務員試験で行われる集団討論は、“ディスカッション”であり、“ディベート”ではありません。よって、集団討論の課題に対し、チームとして協議し結論を出すことが求められるので、チーム内で意見を戦わせることなく、皆で協力して結論を導き出さなければなりません。そして、その過程において、それぞれの受験者がどのような影響(良くも悪くも)を及ぼしたのかが試験としての評価対象となります。
そのため、集団討論では、発言内容も大切ですが、それ以上に“どのような貢献を果たしたか”が問われます。合格するためには、「目に見える貢献」をしなくていけないということです。
集団討論は一般的に、
①自己紹介 ②考察 ③討論 ④発表
という順で進んでいきます。
試験によりますが、③討論の時間は20~40分程度となります。
それほど長い時間ではありませんので、自分が果たすべき役割を認識し、チームとしての意見をまとめ、結論に至ることに貢献することを意識した行動をとるようにしましょう。
また、集団討論では討論前に以下のような役割を決める場合があります。
・リーダー(司会)
・サブリーダー
・発表者
・タイムキーパー など
このような役割を事前に決めておくことで、議論をスムーズに進行させることができます。
前述の通り、「目に見える貢献」が重要となる集団討論では、何らかの役割を担当することをおススメしますので、役割を決める際には積極的に動いていきましょう。
そして、集団討論で出される課題ですが、これは“時事関連”であることが多く、「新型コロナ」や「ICT」、「持続可能な社会」など、近年のキーワードに関連した知識を習得しておくことで、討論で活躍することができるようになります。
発言回数が少ない…や、発言の内容が一般的…、他の人の発言に対しての感想や意見だけになってしまう…といったことにならないように、知識を養い、日頃から自分の考えを言語化しておく練習をしておくで、集団討論で高い評価を得ることができるようになります。
最後に、集団討論を攻略するためには“練習”が必要です。個人面接や集団面接などは、ある程度の「想定質問」を想像することはできます。想定質問を考えられれば、それに対する返答を考えることもできるでしょう。
しかし、集団討論では「どのように討論が進んでいくのか」を想像することはできません。繰り返しますが、合格するためには、「目に見える貢献」が必要です。この貢献とは、チームとして結論に至るための貢献です。つまり、チーム内でどのように動き・対応したのかが重要となりますので、自分一人では練習することができないのです。
自分が受ける試験で、集団討論が課せられる場合には、“練習”できる場を探して、“練習”を積み重ね、経験値を増やし、討論がどのように進んでも対応できるようにしておくことが大切です。