教員採用　新しい時代の特別支援教育の在り方について

皆さんこんにちは。東京アカデミー札幌校で教員採用を担当しております中村です。

5月26日（水）に文部科学省より「特別支援学校設置基準の制定（案）」が公表されました。新しい時代の特別支援教育の在り方について、教育環境の改善がなされるようです。

「特別支援学校設置基準の制定（案）」
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000219125

全国で特別支援学校の在籍者は増加しており、文部科学省の「公立特別支援学校における教室不足調査（2019年度）」では、北海道の教室不足数は112教室（全国では3162教室）となっています。
一つの教室を二つに仕切り、2つの学年を指導する複式学級で対応せざるを得ないのが現状です。

「特別支援学校設置基準の制定（案）」では、
①特別支援学校を設置するために必要の基準（一学級の児童数、必要な施設など）
②地域の実態に応じた適切な対応が可能（校舎及び運動場の面積など）
が挙げられています。今後、6月26日（土）までパブリックコメントを受け付け、2022年4月1日より施行される予定です。

2022年4月から施行される以上、特別支援学校で受検される方は2次試験の面接試験において、文部科学省の動向を見ているか、今年夏の2次検査で「今後の教育環境」についてが質問されるのは確実、と考えるべきです。注意して確認しておきましょう。（特別な支援を必要とする子ども・生徒に対する配慮／対応については、どの校種・教科でも問われます。特別支援学校以外の区分の方も必読ですよ）

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