東京アカデミー東京校
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こんにちは。公務員対策の予備校=東京アカデミー 東京校の公務員担当です。
地方公務員は、大きく都道府県・政令指定都市・市町村の3つに分けられます※。
中でも今回は、「市役所職員」についてご紹介いたします。
※法的に厳密に区分すると、都道府県、市町村(政令市指定都市・中核市・施行時特例市含む)、特別区等に分かれます。
本庁や出先機関において、庶務・経理・政策の企画・立案などを担当します。
市役所職員の仕事内容は、地域住民のためにできること・しなければならないこと全てに及びます。
例を挙げますと
総務局:職員の人事管理
財務局:市の予算、財産の管理、市税
市民局:交通安全、広報、広聴、公文書公開、個人情報保護、情報提供、市民相談
経済局:商工業、貿易、消費経済、観光、計量
民生局:児童・母子・高齢者・心身障がい者福祉、国民年金、国民健康保険
環境保全局:環境の保全、公害の防止
計画局:都市計画、土地区画整理、市街地の開発
土木局:道路、橋、用地、河川の整備・管理
建築局:市営住宅、市の建築物の調査・設計・施工、建築の指導
消防局:火災予防、救急・消火活動、防災
等がございます。
例をいくつか挙げましたが、市役所職員の仕事は驚くほど多岐に渡っています。
他にも自治体独自に設けている課などもございます。また、仕事のスケール感は市の規模により異なります。
まずは興味のある自治体のホームページや説明会へ参加して、どのようなことに力を入れているのか把握することも大切です。
同じ地方公務員でも都道府県と比較すると、市役所職員の仕事は(特別区と同様に)住民との距離感が近いことも特徴で、比較的異動がありますので、多くの仕事に触れたい人や、愛着のある地域に貢献したい方は、是非志望先として考えてみてください。
各市町村の試験日は例年同じ日程で行われることが多いです。
そのため、まずは受験したい市町村をいくつかピックアップしてこれまでの試験日程を調べ、その日程を目安に学習を進めましょう。
ただし、例年であれば全国的に統一実施日とも呼べる試験日が数回あり、大多数の市町村はこの統一試験日のいずれかで実施されます。
同一日程で行われる試験の問題はほとんど同じとなっていることが多いので注意しましょう。
A日程:受験・政令指定都市と同じ6月第4週または第5週の日曜日が第一次試験日です。主に県庁所在地の試験が実施されます。
B日程:7月の第4週または第5週も日曜日が第一次試験日です。多くの市役所で試験が実施されます。専門試験を課すところが多いですが、教養試験のみで受験できる自治体もあります。ただし、本年度は東京オリンピックの日程を避けるために7月11日(第2週)になっています。
C日程:9月の第3週または第4週の日曜日が第一次試験日で、多くの市役所および町村役場の採用試験が実施されます。この日は、初級(高校卒業程度)の試験が同時に実施される場合も多く、特に試験区分を設けずに大卒者から高卒者まで同一の試験を受験させる場合もあります。
独自日程:A・B・C日程以外(例:5月・8月・10月)で第一次試験を実施する自治体もあります。日程が異なることから受験者が多く集まるため、比較的競争率が高くなる傾向が見られます。(北海道、東京都、特別区、大阪府、大阪市など)
地方公務員の試験では、1次試験:教養試験+専門試験、2次試験:論文試験+人物試験を実施する自治体が多いです。
その他にも、適性(性格)検査を実施されることもあります。
自治体によって専門試験の有無等異なる場合がございますので、ご自身の志望自治体の試験概要について事前に調べてみてください!
弊社ホームページに地方公務員試験の概要等について詳しく載っておりますので、こちらもぜひご覧ください。