東京アカデミー秋田校
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第111回看護師国家試験を受験予定の皆さま。必修問題の勉強方法のおさらいパート②です。
※前回5/17のブログで、必修問題は出題基準4項目のうち、どこが大事なのか・・・紹介しました。
確か、目標Ⅲと目標Ⅳでしたね(この記事です)。
目標Ⅲ:看護に必要な人体の構造と機能および健康障害と回復についての基本知識
前回の第110回看護師国家試験で出題された目標Ⅲに関する問題を1つご紹介。
午後問題〔問題16〕ループ利尿薬について正しいのはどれか。
1 .作用発現が速い。
2 .眠前の服用が望ましい。
3 .抗不整脈薬として用いられる。
4 .副作用〈有害事象〉に高カリウム血症がある。
・・・ん・・難しいと感じた方。すぐに正解が分かった方。・・・いろいろかもしれません。
正解は「1」です。
出題基準Ⅲの中にある大項目「薬物の作用とその管理」にある中項目のひとつ「主な薬物の作用と副作用(有害事象)」の
小項目「利尿薬」の問題です。
過去に出題された主な薬剤から、出題予測をたて、代表的な「利尿薬」を覚えておけば・・・できた問題ですね。
💛「ループ利尿薬:フロセミド」
💛「サイアザイド系利尿薬」
💛「カリウム保持性利尿薬:スピロノラクトン」
💛「浸透圧利尿薬:マンニトール」
ちなみに第108回~第110回では、大項目「薬物の作用とその管理」では、
「抗癌剤」「狭心症治療薬」「副腎皮質ステロイド薬」そして「利尿薬」などが出ていますよ。
出題基準の小項目には、国試に出題される薬剤が明記されています
第111回では、どの薬剤が出題されるか?
東京アカデミーの講習会などで身につけていきましょう。
第111回向けの夏期講習はすべてオンラインでの受講が可能です(コロナ感染防止のため。オンライン定員は300名)。ラインナップはここで確認。
ちなみに、紹介した利尿薬の問題の正答率は、
東京アカデミーの本試験成績処理にご参加された約42,000人の結果では
「61.7%」でした。つまり、傾向が見抜けていない受験生も多かった問題(難しかった問題)だったと言えます。
第111回受験の皆さんは、こういった問題も出題の予測はできますので、きちんと出題基準や傾向を押さえて勉強していきましょう。
★一般問題の勉強法:大事な分野はどれ?の記事はここで確認できます。