東京アカデミー町田教室
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みなさんこんにちは。
東京アカデミー町田校の片貝です。
これまで「循環器」における直近の過去問(第109~110回看護師国家試験)をブログにてご紹介してきました。
循環器は解剖生理の学習においても勿論、疾患における学習においても重要な分野になります。
「右心不全と左心不全の違いがしっかりと理解できていますか?」「チアノーゼが見られる疾患の理解は大丈夫ですか?」等々、様々な理解が必要になります。
本日は第110回看護師国家試験で出題された「循環機能に関わる疾病問題」について、見ていきたいと思います。
<第110回 午前№76>
※出題基準:疾病の成り立ちと回復の促進 目標Ⅳ各疾患の病態と診断・治療について基本的な理解を問う―6循環機能-A心臓の疾患の病態と診断・治療-h弁膜症(大動脈弁疾患、僧帽弁疾患)
後天性の大動脈弁狭窄症について正しいのはどれか。
1 .二尖弁が多い。
2 .弁尖の石灰化による。
3 .左室壁は徐々に薄くなる。
4 .拡張期に心雑音を聴取する。
5 .心筋の酸素需要は減少する。
1 は×ですね。逆流を防止する3枚の半月弁です。
2 は○です。加齢などにより動脈硬化が進行し、大動脈弁が石灰化・変性することにより起こります。
3 と5 は×です。大動脈弁が狭窄しているため、左室から十分な血液が送り出せず、左室はより圧力を上げて血液を送り出そうとするため、心筋の酸素需要は増加し、左室壁は肥厚します。
4 は×です。収縮期に駆出性の心雑音が聴取されます。心雑音を聴取します。
よって、正答は2ですね。
みなさんはいかがでしたでしょうか?
第111回を受験される方は、夏前までにしっかりと人体・疾病の分野を理解しておきたいですね。
なお、前述しました「右心不全と左心不全の違い」「チアノーゼが見られる疾患」などについての学習は、下記ザ・ファースト循環器で行います。
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