東京アカデミー町田教室
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みなさんこんにちは。
東京アカデミー町田校の片貝です。
昨日のブログに続き、「循環機能に関わる疾病問題」における直近の過去問(110回看護師国家試験)について見ていきたいと思います。
昨日のブログでも書かせていただきましたが、循環器は解剖生理の学習においても勿論、疾患における学習においても重要な分野になります。
「右心不全と左心不全の違いがしっかりと理解できていますか?」「チアノーゼが見られる疾患の理解は大丈夫ですか?」等々、様々な理解が必要になります。
それでは第110回看護師国家試験で出題された該当問題を確認しましょう。
<第110回 午後№76>
※出題基準:疾病の成り立ちと回復の促進 目標Ⅳ各疾患の病態と診断・治療について基本的な理解を問う―6循環機能-B血管系の疾患の病態と診断・治療-b閉塞性動脈硬化症
閉塞性動脈硬化症〈ASO〉について正しいのはどれか。
1 .橈骨動脈に好発する。
2 .粥状硬化が原因である。
3 .末梢血流量が増加する。
4 .歩行によって痛みが改善する。
5 .中小動脈の非化膿性炎症で生じる。
1 は×です。下肢の動脈に好発します。
2 は○です。閉塞性動脈硬化症は、動脈の粥状硬化の進展により、血管に狭窄・閉塞が生じたもので、喫煙者、脂質異常症、糖尿病、高血圧などの動脈硬化を来しやすい症例に多くみられます。
3 は×です。血管に狭窄・閉塞が生じるため、末梢血流量は減少します。
4 は×です。一定の距離を歩くと、病変部の末梢が酸素不足等に陥り、疼痛、痺れが出現し、間欠性跛行(一定の距離を歩くと痛みが出現して歩けなくなるが、しばらく休むと痛みが改善して歩けるようになる状態)となります。症状が進行すると安静時でも疼痛が出現し、足趾の虚血性潰瘍や壊死に至ります。
5は×です。中小動脈の非化膿性炎症で生じるのは閉塞性血栓血管炎(バージャー病)です。
よって、正答は2ですね。
みなさんはいかがでしたでしょうか?
第111回を受験される方は、夏前までにしっかりと人体・疾病の分野を理解しておきたいですね。
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