東京アカデミー町田教室
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こんにちは。公務員試験対策の予備校=東京アカデミー立川校の稲荷山です。
本日は前回に続きまして、地方公務員の仕事について触れたいと思います。
地方公務員が働く自治体は、都道府県と市町村に分かれます。
このうち市は、その担当する事務の範囲が広い順に、政令指定都市(政令市)・中核市・一般市に分かれます。
一番担当する事務が多い政令市は、県の仕事と市の仕事を両方自分たちでやっているようなイメージです。
逆に一般市では、スケールが大きかったり専門性が高かったり、周辺の複数の市町村との調整が必要であるなど、個別の市でやるのにそぐわない仕事(広域行政といいます)を、県にやってもらうことになっています。
都道府県の仕事の特徴は「スケールの大きさ」であり、国や他の自治体、企業といったところと協力して仕事をすることが多いです。
一方、市町村は住民一人ひとりの生活に直結するような場面が多く、「人の役に立っている」という感覚が得られやすいのが特徴です。
両者の特徴を兼ね備えた政令市は、それらの中間という感じでしょうか。
皆さんが志望先を決める際にも参考にしてください。
ここからは、実際の市役所でどのような業務が行われているのかご紹介したいと思います。
総務局:職員の人事管理
財務局:市の予算、財産の管理、市税
市民局:交通安全、広報、広聴、公文書公開、個人情報保護、情報提供、市民相談
経済局:商工業、貿易、消費経済、観光、計量
民生局:児童・母子・高齢者・心身障がい者福祉、国民年金、国民健康保険
環境保全局:環境の保全、公害の防止
計画局:都市計画、土地区画整理、市街地の開発
土木局:道路、橋、用地、河川の整備・管理
建築局:市営住宅、市の建築物の調査・設計・施工、建築の指導
消防局:火災予防、救急・消火活動、防災
等々…非常に多岐に渡っています。
まずは興味のある自治体のホームページを見たり、説明会へ参加して、どのようなことに力を入れているのか把握することも大切です。
市役所試験は、例年9月の3周目(2021年だと9月19日)の統一試験日に実施されることが多く、複数の市役所を受験するというのは難しくなっています。
ただし、たまに統一試験日以外の日に試験をやっている市もあります。
受験のチャンスは多いに越したことはないので、もし見つけたらぜひ申し込んで受験してみてください。
また、政令指定都市だけは他の市と異なり、9月の4週目(2021年だと9月26日)に試験を実施します。
ただし、この日は県庁の統一試験日でもありますから、県庁と政令市の両方を受験することはできません。
<関東の受験生のよくある併願受験パターン>
・9月1週目;国家一般職(事務・関東甲信越)を受験
・9月2週目;東京特別区(23区)を受験
・9月3週目;市役所試験を受験
・9月4週目;県庁または政令市を受験
弊社ホームページに公務員試験の概要等について詳しく載っておりますので、こちらもぜひご覧ください。
また、もし受験先や学習方法についてお悩みの際は、通学講座6月生の受講や無料個別相談のご利用もご検討ください。
コロナ禍で受験生の皆さんも大変だと思いますが、東京アカデミーが全力で応援させていただきます!