東京アカデミー津田沼校
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こんにちは!東京アカデミー東京校の別所です。
6月に入り、試験まで残り一カ月、ラストスパートをかける時期となりました。
過去問題をすでに何回も解いている方も多いかと思います。
総まとめをしている状況ですので、今年はどんな問題が出るのだろうと気になっている方がほとんどではないでしょうか。
本日のブログでは、東京都の教員採用試験のうち、教職教養試験で出題が予想される分野を簡単にご紹介させていただきます。
今回は教育原理を取り上げていくのですが、教育原理の中でも近年連続して出題されている分野である「生徒指導」をピックアップしていきたいと思います。
生徒指導分野は、「生徒指導提要」「いじめに関する内容」といった分野になりますが、東京都では過去にどのような出題があったでしょうか。
【生徒指導分野の出題項目】
≪2016年実施試験≫
生徒指導提要(文部科学省 平成22年3 月)・いじめ防止対策推進法
≪2018年実施試験≫
生徒指導リーフ 特別活動と生徒指導
≪2019年実施試験≫
生徒指導提要(文部科学省 平成22年3 月)
≪2020年実施試験≫
「体罰の禁止及び児童生徒理解に基づく指導の徹底について(通知)」(文部科学省 平成25年3 月)
2017年に関しては、教育時事問題として「平成28年度東京都公立学校における『いじめの認知件数及び対応状況把握のための調査』結果について」(東京都教育委員会 平成28年11月)が出題されています。
2017年につきましてもいじめに関する内容で出題がありましたので、過去5年間必ずと言っていいほど『生徒指導分野』から出題されています。
これまでの傾向も踏まえ、今年の試験で特に注目しておきたいのは「生徒指導提要」と「いじめ防止対策推進法」をはじめとした「いじめ」に関する事項です。
過去の傾向と併せて確認したいのが、「令和元年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(文部科学省 令和2年11月13日)です。
調査結果を確認してみるといじめや不登校児童生徒数が増加傾向となっています。
今後教員としてそういった状況を改善するにあたっての指導力が求められることとなります。
教員採用試験でも問われる能力になりますので、2021年試験でも出題が十分考えられるのではないでしょうか。
なお、「令和元年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」(文部科学省 令和2年11月13日)では調査結果からの課題・問題点を踏まえての今後の対応について通知が出てています。
また、東京都でも「令和元年度児童生徒の問題行動・不登校等 生徒指導上の諸課題に関する調査」について(令和2年10月 東京都教育庁指導部)を発出しています。
「令和元年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」について、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、文部科学省発表のものと各自治体の発表では各項目の数値が異なります。
まず、文部科学省で発表されているものは、各項目の数値は全国統計した内容となります。
対して各自治体で発表されている内容についてはそれぞれの自治体の調査結果内容となっています。
そのため、全国の数値と自治体の数値では異なる箇所もございます。
全国の数値結果と受験先自治体の数値結果をしっかりと把握して、現状の問題点や今後の対応について理解しておきましょう。
上記2点は教養試験対策だけではなく、人物試験で問われる可能性もございますので、二次試験対策に備えて把握しておきたいところです。
今回取り上げた「生徒指導提要」「いじめ防止対策推進法」「令和元年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(文部科学省 令和2年11月13日)などは、6月に実施する『県別直前対策講座』で使用するテキストの中に予想問題をご用意しております。
その他にも教育法規・教育時事等の各科目の予想問題を揃えております。予想問題に取り組むだけではなく、要点をおさえた解説も行いますので総仕上げとしてご利用ください。
★「県別直前対策講座」の詳細はコチラから
なお、「県別直前対策講座(東京都)」の東京校(日曜実施)の対面講義は好評のため定員締切となりました。オンライン形式でのご参加はまだまだ受付中です。
対面式でのご参加につきましては、立川校(土曜実施)、池袋校(平日夜間実施)はまだ残席がございます。教室対面式で講座へのご参加を希望される方は、お早めにお申込ください。