東京アカデミー鹿児島校
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こんにちは,東京アカデミー鹿児島校チューターのRです!
今回は,国家一般職試験行政区分の専門試験の科目選択について書こうと思います。国家一般職試験の行政での受験を検討している方は是非お読みいただければと思います。今週末はいよいよ国家一般職(大卒程度)の1次試験日ですね。受験票等お忘れものがないように気をつけてください(^^)
国家一般職試験の1次試験では,140分の基礎能力試験と60分の一般論文試験,180分の専門試験の3つが実施されます。基礎能力試験,一般論文試験ではいずれも必須解答制になっていますので問題の選択で迷うことはありません。しかし,専門試験では行政区分であれば,80問中40問選択の解答制になっています。科目で言えば,1科目5問で,16科目中8科目を選択する余地があるのです。しかしながら,その16科目の中には,他の多くの試験で出題される法律系や経済系科目もあれば,例えば教育学や統計学など,他の試験ではあまり出題のされない科目もあります。細かい試験科目については,人事院のホームページに記載されていますので,ご確認ください。
ですが,他の公務員試験でもよく出題されている科目については,8科目を超える数が出題されています。ということは,その中でも選択の余地があるわけです。そこで,国家一般職試験の1次試験を受験する前に,試験本番で解答しようと思う科目を決めておけば科目ごとの勉強のウエイトを変えることや,科目を絞って勉強することも可能だと思います。決して事前に決めておいた科目を本番で必ず解答しなければならないわけではありませんが,決めておくことで勉強の効率を上げることも可能になるわけです。
そして,多様な科目の中でいかに8科目を選択して解答するかは点数を伸ばす上でも重要な問題です。まず,公務員試験を受ける上で普段から勉強している法律系や経済系,「政治学」や「行政学」のような他の公務員試験でも出題される科目をベースに選択していくのが基本的かと思います。ここで,もう一度科目数の多さのメリットが登場します。それは,本番で取ろうと思っていた科目の難易度が高いときに,他の勉強している科目に振り替えて解答することができることです。私も実際の試験のときには,「ミクロ経済学」が難しく感じたので,急遽本番で「行政学」に振り替えて何とか点数を上げることができました。(もし「ミクロ経済学」を選択していたら,私は1問も正解できていませんでした…)
一方,他の試験ではあまり出題されない科目についてですが,これは大学でその科目にまつわる分野を専攻している方は大きなメリットがあります。その科目について得意でかなりの点数を期待できるのであれば,もともと選択しておくのもいいですし,そうでなくても,本番で他の科目が難しく感じたときには選択の幅を広げることができるので,大きいと思います。
本番では,3時間試験時間がありますから,正直実際に選択する科目以外の科目も十分に眺める時間はあります。ですから,そうした点数がより取れそうな科目を3時間の試験時間の間に見つけることも大事です。余談ですが,3時間あるので,他の科目を見るだけじゃなく,しっかりと解答した科目の見直しまでしておきたいところです。特にマークシートは解答する問題によってはマークずれの可能性が非常に高いので,注意が必要です。
最後までお読みいただきありがとうございました。