東京アカデミー高松校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当の石井です。
今回のブログでは、香川県教員採用試験の面接試験に焦点をあてて、試験の流れ、面接試験のポイント、評価のポイントなどを徹底攻略していきたいと思います。
【香川県教員採用試験】
①1次面接試験
・試験の流れ:試験開始15分前に集団討論テーマを渡される。(※高等学校、特別支援学校教諭はテーマを決めるところからスタート)⇒時間が来たら別室に移動⇒集団討論10~15分(※高等学校、特別支援学校教諭は20~30分)、その後集団面接を実施(※高等学校、特別支援学校教諭は集団面接無し)⇒終了後、テーマを椅子の上において退室
・面接試験のポイント:集団討論は自由形式で行われ、特に司会を定めることはない。また、面接官より班員全員が発言できるよう配慮すること、という注意がある。また、小学校・中学校・養護・栄養教諭は渡されたテーマを椅子の上に置いて帰るよう指示があるため、渡されたテーマ用紙に書き込む内容にも注意が必要。
・評価のポイント:1.使命感、2.教育愛、3.指導力、4.発言内容、5.態度、6.健康、7.人間愛、8.人間関係、9.教員に求められる資質、といった評価項目が挙げられているが、中でも、『4~9に重点をおく』点に注意する。
・面接官3名、一人持ち点5点の合計15点で評価されるが、小学校・中学校・養護・栄養教諭はその点数を6倍、高等学校・特別支援学校教諭はその点数を4倍して、筆記試験と合わせて、上位のものから合格となっていく。
②2次面接試験
・試験の流れ:試験開始20分前に模擬授業テーマを渡される。⇒面接開始4分前に別室への移動準備⇒面接会場に行くとノックして入室、教卓まで進み、受験番号と氏名を述べる⇒模擬授業を10分程度行う⇒模擬授業終了後、模擬授業に関する質問から個人面接がスタート⇒終了後はテーマを椅子の上において退出⇒第2面接会場へ移動⇒前の受験者が面接会場へ入室(特に指示はない)⇒個人面接を4~9分程度行い、終了後退室
・面接試験のポイント:模擬授業について、小学校・中学校・養護・栄養教諭は、与えられたテーマを10分間で終わらせるよう構成を考えなくてはいけない。そのため、挨拶や机間巡視はNGとなっている。第1個人面接については、面接官4名中3名がテーマを変えながら質問を行う。また、近年、生徒指導をテーマとした場面設定に対する指導の在り方についての質問がよくされるようになっている。相手のいる場面指導ではないが、どのような指導を行うか、根拠を交えて説明できるようにしたい。第2面接では、志望動機や理想の学級経営、教職の学びを確認される軽めの口述試験(例えば、保健室の機能について3つ挙げよ、生徒指導の意義について3つ挙げよ、等)のような質問などがなされている。
・評価のポイント:1.教育に対する情熱、2.素養と資質、3.専門的な知識・技能と指導力、4.適応力、5.連携・協働、6.積極性が評価の観点として挙げられている。また、将来、教員として伸びる可能性を有しているか否かを大切にして評価している。
昨年度の試験において、面接試験であっても、面接官より指示がない限りマスクを外すことができませんでした。今年度の試験もそうであると考えた上で、面接練習はマスク着用でも行うようにしましょう。また、入室の際、手の消毒を忘れないよう、試験会場で指示されることがありますので、必ず誘導係の話をしっかりと聞いたうえで行動するようにしましょう。注意事項や指示されたことができていないと明らかなマイナス点ですのでくれぐれもご注意をお願いいたします。