東京アカデミー札幌校
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こんにちは。札幌校担当高橋です。
札幌校では第36回国家試験に向け、通学講座がすでにスタートしていますが、今回のブログは国家試験の準備を「まだスタートしていない」「これから始めます。」といった方向けに、出題傾向や形式などについてお話したいと思います。
過去の傾向形式、難易度を知り、対策を行うことが、合格への近道なのです。
管理栄養士の出題範囲は広く、栄養学のみならず、効果的な栄養指導や栄養施策を展開する上で必要となる統計学や心理学,栄養に関連する法律・施策・制度など多岐に渡る内容から出題されます。
また、基本的な知識に加え総合的な判断能力、問題解決能力、実情に応じた柔軟な対応力が多く求められるようになりました!
食生活が大きく関連する生活習慣病や低栄養に関する出題が多く、栄養素の代謝や解剖生理学を早期にマスターし、病態の理解、食事療法へと「つなげて考える力」が必要となります。
「特定健康診査・特定保健指導」「食育」「健康日本21(第二次)」などの栄養関連施策も多数出題されるため、根拠法とともに充分な理解が不可欠です!
第29回 | 第30回 | 第31回 | 第32回 | 第33回 | 第34回 | 第35回 | |
(誤肢選択式)誤っているものを選ぶ | 14.5% | 16.0% | 16.5% | 10.5% | 14.0% | 6.5% | 5.0% |
(五肢択二式)正しいものを2つ選ぶ | 6.0% | 16.5% | 12.5% | 7.0% | 4.0% | なし | なし |
(四肢択一式)最も適切なものを選ぶ | なし | 11.0% | 16.0% | 13.5% | 13.0% | 17.0% | 16.5% |
(五肢択一式)最も適当なものを選ぶ | なし | なし | なし | なし |
なし |
61.0% | 75.0% |
上記表からみてもお分かりになりますが、第34回から大きな変化が見られました。
五肢から最も適当なものを選ぶ形式は、他の医療・福祉系国家試験の動向を踏まえてのことだと考えられます。
解答の絞り込みが困難な四肢択一式は、例年通り【応用力試験】に集中しており、今後もこの傾向は続くと推測できます 。
昨年度と比較すると、科目毎にバラつきはありますが、総合的に見ると難易度は【応用力試験】で得点しやすい臨床栄養学分野が多く出題されたことから、若干易化したものと思われます。
四肢択一式問題が9割出題されていたことで、解答時間に時間を費やし戸惑った受験生も多かったと推察されます。より一層、解答時間にも配慮した対策が必要となります。
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