【看護師国家試験】消化器対策のポイントと過去問チェック①

みなさんこんにちは。
東京アカデミー大宮校・国家試験担当の山本です。

本日は「消化器」における直近の過去問（第109～110回看護師国家試験）について見ていきたいと思います。
消化器も国家試験対策において重要な分野になり、次のようなことの理解も勿論、大切になります。

＜肝機能について理解しておきたい基本事項＞
・肝臓はホルモンの合成は行っていませんが、不要ホルモンの代謝（分解）を行っていることを理解できていますか？必修問題で出題されていますね。
・胆道について、肝内胆管、肝外胆管、総肝管、胆嚢管、総胆管について説明できますか？このことの理解も重要ですね。

それでは、本日は第109回看護師国家試験（必修問題）で出題された該当問題を確認しましょう。

＜第109回　午後№11＞
※出題基準：必修問題　目標Ⅲ．看護に必要な人体の構造と機能および健康障害と回復について基本的な知識を問う。-10．人体の構造と機能―Ａ．人体の基本的な構造と正常な機能－ｉ．消化器系

大腸で吸収されるのはどれか。
1 ．脂質
2 ．水分
3 ．糖質
4 ．蛋白質

1 は×ですね。脂質は胆汁酸塩に乳化された後、膵液中のリパーゼによって脂肪酸とモノグリセリドに分解されます。90 ％は小腸で吸収され、残りは胃や大腸で吸収されます。
2 は○です。大腸は水とカルシウム以外の電解質を吸収します。
3 は×です。糖質は単糖類に分解された後、直ちに小腸から吸収されます。
4 は×です。蛋白質はアミノ酸に分解された後、直ちに小腸から吸収されます。
よって、正答は2です。
この設問は確実に得点しておきたい基礎問題ですね。

みなさんはいかがでしたでしょうか？
第111回を受験される方は、夏前までにしっかりと人体・疾病の分野を理解しておきたいですね。
なお、前述しました＜肝機能について＞などについての学習は、下記ザ・ファースト消化器で行います。

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