東京アカデミー松山校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー松山校の教員採用試験対策担当の石井です。
2021年夏 高知県公立学校教員採用候補者選考審査 専門教養小学校を受審された方より問題をお送りいただき、確認することができました。まずはお送りいただいた方に御礼申し上げます。また、1次試験お疲れ様でした。よい結果が出ることを心よりお祈りいたします。
そして、いただいた問題を見ると、これから教員採用試験を受けられる方が知っておいて損がない!という情報がありますので、紹介しておきたいと思います。
①社会:「持続可能な開発目標(SDGs)」についての出題。日本が2002年「持続可能な開発に関する世界首脳会議」で「持続可能な開発のための教育(ESD)」を提唱し、「持続可能な開発目標(SDGs)」の目標の一つに掲げられていること、2021年6月にSDGsの達成度・進捗状況に関する国際レポートが途中経過として発表されていることなどからも、今後出題が多くなる可能性が十分にあります。
②学習指導要領:各教科の目標、各学年の目標と内容についての出題。どの自治体においても頻出事項ですので必ずチェックしましょう。特に出題されやすい語句を集中的に見ておきましょう。
③ユニバーサルデザイン:高知県では本年度は2問出題。ユニバーサルデザインとは、年齢や障害の有無、体格、性別、国籍などにかかわらず、できるだけ多くの人にわかりやすく、最初からできるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインすること、をいいます。「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進」にあるような「共生社会」を目指す日本の教育では、このユニバーサルデザインを取り入れた授業について知っておく必要があります。
他にも、数学だと図形の計量、理科だと動植物の種類といった全国でも頻出の問題が見られました。これまで頻出であったところは、取りこぼしのないよう最後までしっかりと対策を行い、今の世の中ならではの問題について、情報をもとに押さえておきましょう。