東京アカデミー難波教室
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こんにちは。
東京アカデミー難波校の国家試験担当です。
引き続き、令和3年3月31日、厚生労働省、医道審議会保健師助産師看護師分科会から出された「保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会 報告書①」を読んでわかったことを掲載します。
状況設定問題は第112回看護師国家試験からどうなるのか
結論
→より思考力を問う問題が出題されます。
根拠
2ページ目の「②状況設定問題における出題内容」の5~10行目の抜粋
看護師国家試験においては、根拠に基づいたアセスメントや計画立案に基づく看護実践における思考や判断プロセスを問う問題が出題されている。これらは、前回の報告書で指摘された内容であり、看護基礎教育修了時に求められる知識・技能を評価することを踏まえた出題がされている。引き続き、保健師助産師看護師国家試験においてこの方針で出題することが望ましい。
そして、以下のように踏み込んだ内容が報告書に書かれています。
2ページ目の「③長い状況文を付した単問について」の6~11行目の抜粋
このため、長い状況文を付した単問の状況設定問題を導入した趣旨を踏まえた出題の徹底及び出題の意図の明確化を行い、思考プロセスを問う出題となるよう改善が必要である。また、一般問題の短い状況設定を付した問題との差別化のため、長い状況文を付した単問の状況設定問題については評価領域分(Taxonomy)*2Ⅲ型を中心に出題することが望ましい。
評価領域分Ⅲ型とは……(①報告書7ページ目の注釈抜粋)
*2 評価領域分類(Taxonomy)
Ⅲ型は設問文の状況を理解・解釈した上で、各選択肢の持つ意味を解釈して具体的な問題解決を求める問題である。
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引き続き、掲載を続けます。