東京アカデミー大宮校
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みなさんこんにちは。
東京アカデミー大宮校・国家試験担当の山本です。
本日は第111回看護師国家試験合格に向けて、夏休みまでにマスターしておくべき学習についてお話いたします。
<夏休みまでに人体の構造と機能をマスターしよう>
看護の基本は、解剖学と生理学です。
この知識がなければ、どんなに勉強しても応用のきかない断片の知識にすぎず、点数も伸びません。
解剖生理学をマスターするのは根気がいり、苦手意識をもっている人も多いと思います。
特に最近の国試では、名称を単純に覚えればよい解剖学よりも生理学が中心に出題されています。
これはいかに身体の仕組みを理解しているかに重点がおかれるようになったからでしょう。
免疫反応の仕組み、血液凝固の仕組みなどがよく出題されています。
そのような項目を教科書で読んでいると、解剖生理学の教科書に、意外と疾患についての記載が多いのに気づくと思います。
1年生の頃はまだ疾患は習っていなかったのでたぶん気づかなかったと思いますが、正常が理解できればそこに異常が起きたものが疾患ですので、生理学を勉強しながら病理学も勉強できるわけです。
たとえば血液凝固の機序を勉強すると、出血時間と凝固時間の2つがあって、出血時間は血小板数の減少で延長し、凝固時間の延長は血友病などのような血液凝固因子の欠乏で起こることがわかります。
また、プロトロンビンやフィブリノゲンが肝臓で生成されているので、肝臓疾患では出血傾向になることも理解できます。
また、脳梗塞や心筋梗塞のように血液が凝固して血管が詰まる疾患も多くあります。
そのときに血液の凝固機序のどこに作用して凝固を止めるのか、もしくはできてしまった血栓はどうやって溶解させるのかということも、薬理学の教科書も見ながら勉強すると、さらに知識は深まります。
ちなみに、プロトロンビンの生成を抑制するワルファリンカリウムやトロンビンの生成を抑制するヘパリンなどの薬剤も多くの解剖生理学の教科書には記載されています。
秋以降にこれらをやり始めると時間もなく、他の教科も気になって、すべてが中途半端になりますので、ぜひ夏休みまでに学習してください。
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「人体・疾病スペシャル講座」や「必修問題対策」、必修問題を除く国家試験全範囲を集中的に学習できる「夏期総合」など、多彩な講座からお選びいただけます。
また、解剖生理に関する「代謝・内分泌」の1日講座(ザ・ファースト)もございます。
大宮校では第111回看護師国家試験に向けた対策講座をご案内しております。
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合格に向けていっしょに頑張っていきましょう!