東京アカデミー難波教室
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こんにちは。
東京アカデミー難波校の国家試験担当です。
6月17日、6月21日に続き、今回で3回目のブログ掲載です。
厚生労働省、医道審議会保健師助産師看護師分科会(令和3年3月31日)から出された「保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会 報告書①」を読んでわかったことを掲載します。
★結論★ 試験時間は変更されません。
★根拠★ ①の報告書、3ページ目の「4)試験時間について」に明記されています。その抜粋をご確認ください。
以下がその抜粋ですのでご確認ください。
このような出題方針の下、出題数を維持しつつ十分な試験時間を確保するため、現行の試験時間を踏まえ、保健師国家試験及び助産師国家試験においては試験時間を延長することが望ましい。看護師国家試験においては現状維持とする。
★試験内容が大幅に変わらない限り、やはり、変わらないですよね。
★結論★大きな変更点はありません。
しかし、以下の抜粋箇所からわかるように、出題は看護基礎教育カリキュラムを踏まえた内容になります。
★根拠★
①の報告書、1ページ目の「1)出題内容について」の抜粋(9~11行目)
また、保健師助産師看護師学校養成所指定規則改正に伴い、令和4年度入学生から適用となる看護基礎教育カリキュラムの改正内容や看護基礎教育検討会
報告書を踏まえた出題内容の見直しが必要である。
①の報告書、5ページ目の「1)改善事項について」の抜粋(3~7行目と11行目~14行目)
教育内容を踏まえ、改めて出題基準の体系や項目の見直しを行う。また、小項目の表現が限定的な内容となり過ぎている項目については抽象度を見直し、また、小項目は中項目に関する内容をわかりやすくするために示したキーワードであることが明確となるよう見直しを行う必要がある。
実際の試験問題の作成過程において難易度が上がりやすい等の課題があった。このため、教育内容としての「看護の統合と実践」の導入の趣旨をふまえ、看護基礎教育を修了した時点で備えているべき基本的な事項として問う内容が明確となるよう項目を整理することが望ましい。
★出題基準の小項目がよりくわしく書かれることは、受験生にとってわかりやすくていいことですね。前回の出題基準改定の際も小項目は詳しく掲載されましたが、さらに詳しくなるということです。出題内容も大きな変化はありません。
次回は、ICT(情報通信技術)と看護師国家試験について、です。