東京アカデミー秋田校
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秋田県内の市町村職員を目指しておられる高校生の皆さん。そして、社会人、既卒者の皆さん。
合格に向けてこの7月・8月・9月の過ごし方は、とても重要です。この時期に覚えた知識、解法は必ず本試験に繋がります。
この3カ月は、「これまでの人生の中で最も勉強した」と言えるくらいを目標に、生涯の仕事、40年以上の仕事を手に入れましょう。
今回は、見落としがちな「作文試験」のテーマと勉強法、合格のポイント!
秋田校では、毎年たくさんの方が学ばれる公務員夏期集中講座でも「作文試験対策」の講義が組まれていますが、その中から公開可能な範囲でご紹介です。
1)秋田県内の市町村職員採用試験では、過去にどんな作文テーマが出たの?
・秋田市の場合 90分800文字以内
2019年度「市民の期待に応えるにあたり、市職員として必要なことは何か」
2018年度「信頼される秋田市職員になるために必要な心構えとは何か」
・秋田市消防の場合 60分800~1200文字
2019年度「目的達成のために心掛けることは何か。あなたの意見を述べなさい」
2018年度「日本の公共マナーの問題について、あなたはどう思いますか」
2016年度「チームワークの重要性を感じた過去の経験お内容と意義を交えて、あなたの考えを述べなさい」
・能代市の場合 60分800文字程度
2019年度「地球温暖化について、あなたの考えを述べよ」
・由利本荘市の場合 50分800文字以内
2019年度「心に残る一言」
・北秋田市 60分800文字以内
2019年度「北秋田市は雑誌「東洋経済」に掲載された住みやすい街ランキングの北海道・東北ブロックで3位でした。あなたが思う北秋田市の住みやすいと思う点と、もっと住みやすくなるためにはどのようなことが必要か述べなさい」
2)勉強法と合格ポイント
①見た目の文字の丁寧さ、きれいさ、誤字や脱字がない
内容の論理性や具体性も大事かもしれませんが、合格の前提は「見た目の文字」です。くせ字、丸文字、崩し文字で書かれていては、読んでもらえないかもしれません。公務員のお仕事は書類を書くことも多いので、丁寧で読みやすい文字が書けるかは大事です。また、日本語の場合、作文全体のうち、おおよそ60%前後は「かな」です。残りが漢字。ということは、「かな」が丁寧に書ければ全体がきれいな文字に感じられます。よって、「かな」を丁寧に書く練習は、合格への不可欠なトレーニングです。
②文字制限は800文字が主流です。なので、3段論法(もしくは4段論法)で書くと決めておいてよいでしょう。前書き、本論、結論・・・この形式を練習しましょう。
③作文は受験生の特性ややる気、性格、知能レベルを見る材料の1つです。つまり、面接試験と同じ評価項目があります。作文の答案を読んで「この受験生はやる気があるな」「この受験生は前向きだな」「この受験生は明るい性格だろうな」など、プラスの印象を与える書き方を工夫しましょう。
例えば、「高齢者が安心、安全に過ごせる地域づくりに貢献したいと思います」という言い方と「高齢者が安心、安全に過ごせる地域づくりのため福祉制度の勉強を誰よりも重ね、必ず貢献してみせます」・・・後者のほうが、とてもやる気を感じる強い結び方になっています。
④これまでの経験や身につけたことを具体的に説明したり根拠としたりする内容を入れること。誰が書いても同じような一般論ではだめです。可能な限り具体的な経験談からくる内容にしましょう。これも面接質問の回答づくりと同じ作業です。自己分析が大事になってきます。
⑤自治体によって、時事的なテーマを取り扱うことがあります。上記の実際例であれば「地球温暖化」ですね。他にも「働き方改革」「新型コロナウイルス」などです。筆記試験の時事対策と併せて勉強することが求められます。
最後に、東京アカデミー秋田校の夏期集中講座では、筆記対策は全科目やります。それにとどまらず、作文対策、時事対策、面接指導もあるので、ラストスパートは任せてください。
但し、コロナの関係で、教室受講には制限(定員)を設けていますので、申込順の締切になります。
また、遠方にお住いの方、通学の費用を抑えたい方、コロナ感染予防にご協力してくださる方には、オンラインでの受講も可能にしています。
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また、秋田県内の試験情報の記事も多数ありますので、チェックしてみてください。
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