東京アカデミー神戸校
ブログ
今回の “BLOG de 国試対策” 😉 は、第110回の「人体の構造と機能」を振り返ります✨
第110回国家試験の「人体の構造と機能」は、四肢択一が少ないこと、正答率が70%を超える問題が3 問のみ、過去問題では登場したことのない内容の設問がみられたこと、過去問題の正答率が低かった設問の再登場などから第109 回(正答率:53.3%)と同様に第110 回でも正答率は55.5%と低くなっています😔
例えば、この問題👇
〔午前問題85〕血液のpH調節に関わっているのはどれか。2 つ選べ。
1 .胃
2 .肺
3 .心臓
4 .腎臓
5 .膵臓
正答は、2、4です。酸塩基平衡に関連した問題で、正答率は70%を下回りました。過去問題では、酸塩基平衡が保てなくなった病的状態(アシドーシス、アルカローシス)を問うものがほとんどであったため、正常な調節機能の学習が十分でなかったのではないかと思われます。pHは「水素イオン指数」であり、水素イオンの濃度が高い状態が「酸性」で、pHは7よりも低くなります。
一方、水素イオン濃度が低い状態は「アルカリ性」で、pHは7を超えます。人体の血液のpHは7.4 前後(7.40 ± 0.05)の弱アルカリ性で、非常に狭い範囲で一定に保たれています。これを酸塩基平衡といい、人体は体液の成分を利用した緩衝系や肺調整、腎調節を用いて調整を行なっています。よって選択肢2、4が正答となります。
これからの過去問題を利用した学習は、その設問に限定した内容だけではなく、関連する基本的知識の確認も一緒に行いましょう❕
「人体の構造と機能」を夏の間に克服したい方は、
夏期講習「分野別 人体・疾病スペシャル~的中問題出てます~」がオススメ👇
いかがでしたか?次回は、7/16(金)となります🌟
来週の“BLOG de 国試対策” 😉 は、「人体の構造と機能」続編で神経系にスポットを当ててみます😊
次回もぜひチェックしてください 😆 😆