【教員採用試験】2022年夏受験者は注目！『生徒指導提要』改訂(2022年予定)について

こんにちは。東京アカデミー大阪校の教員採用試験担当の各務です。

早速ですが……

2022年(令和4年)に、『生徒指導提要』が改訂される見込みです！！

近年、いじめの重大事態や暴力行為の発生件数、不登校児童生徒数、児童生徒の自殺者数等が増加傾向にあるなど、学校現場の課題は深刻化しています。
また、生徒指導提要が作成されたのは平成 22 年と、作成後10 年以上が経過し、個別事項を取り巻く状況も大きく変化。
そのような状況を踏まえ、生徒指導の概念・取組の方向性等を再整理し、生徒指導提要を改訂するため、2021年6月2日に「生徒指導提要の改訂に関する協力者会議」が設置されています。

こちらのページのスケジュール案によると、6回の会議を経て、年度内には取り纏められる予定です。

『生徒指導提要』を学習する重要性

『生徒指導提要』は、生徒指導のマニュアルであり、これから作成されていくであろう生徒指導関係の資料等も、この『生徒指導提要』が基盤となります。（『生徒指導提要』は理解している前提での話になります。）

そのため、学校現場で生徒指導にあたるのであれば（もちろん現職で働かれている方も）しっかりと理解する必要があります。

また、教員採用試験でも『生徒指導提要』は頻出。2016年～2020年までの5年だけを見ても、作成から時間が経っているにも関わらず、関西地区で14問も出題されています。
ちなみに大阪では、前回の作成後、2011年夏試験～2019年夏試験まで、9年連続で出題されています！

現場ではもちろん、試験対策のためにも必読です。

改訂版『生徒指導提要』が出来るまでに、やっておきたいこと

今回の改訂の基本的な考えとして、

• 「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して～全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現～（答申）」等を踏まえ、「成長を促す指導」等の「積極的な生徒指導」を充実させる
• 新学習指導要領やチーム学校等の考え方の反映

などが挙げられています。

答申や新学習指導要領をまだしっかりと理解できていない人は、先に理解を進めておくのがよいかと思われます。

 

2022年夏受験者のための情報も、これからどんどんご紹介していきますね。
それでは、また。