東京アカデミー難波教室
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こんにちは。
東京アカデミー難波校の吉田です。
厚生労働省、医道審議会保健師助産師看護師分科会(令和3年3月31日)から出された「保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会 報告書①」を読んでわかったことを掲載します。6月17日、6月21日、6月28日に続き、今回で4回目のブログ掲載です。
今回は、国家試験とICTについてわかったことを掲載します。
その根拠は、報告書(①)、5~6ページ目、『Ⅲ ICT の進展等の近年の社会的状況や「新しい生活様式」及び災害等の非常時への対応を踏まえた保健師助産師看護師国家試験のあり方について』に明記されています。
報告書(①)の抜粋(6ページ目6行目~19行目)をご確認ください。
~以下抜粋です~
保健師助産師看護師国家試験におけるコンピュータの活用については、画像や音声等のマルチメディアを活用した出題等が可能となるなど、より臨床状況に即した内容を問うことが期待できる。
また、保健師助産師看護師に求められる判断プロセスに関連する知識や技能をより深く問うことが期待される。さらに、実施方法によっては、異なる日時においても受験が可能となることも考えられる。
一方で、実施方法、出題手法、合格基準、IT 環境の整備、諸経費等の検討課題が挙げられ、さらに看護基礎教育課程におけるICT等の活用状況についても考慮する必要がある。また、実施方法によっては試験問題のプール制や非公開化などの検討も求められる。
保健師助産師看護師国家試験におけるコンピュータの活用については、医師をはじめとする他職種の国家試験における検討状況等も参考にしつつ、まずは検討に必要な情報の整理を行っていく必要がある。さらに、コンピュータ活用の目的及び課題の明確化を行い、多様な手法の中から実効性と目的に合致した手法を選択し段階的に取り入れる等、着実に検討を進める必要がある。
~抜粋おわり~
最後の行、「着実に検討」の意味するところは、「近々音声を使った問題を出題するつもりです」ということです!
次回は、出題形式について、掲載いたします。