第110回国家試験レビューシリーズ～人体の構造と機能編②～

みなさんこんにちは。

今回の “BLOG de 国試対策”は、前回に引き続き、第110回国家試験の「人体の構造と機能」の中から神経系を取り上げます。

 

〔午後問題82〕　副交感神経を含む脳神経はどれか。2 つ選べ。

1 ．動眼神経

2 ．三叉神経

3 ．内耳神経

4 ．迷走神経

5 ．舌下神経

正答　1、4となります。

1 ．◯　動眼神経には縮瞳に関与する副交感神経作用があります。

2 ．×　三叉神経には副交感神経作用がありません。

3 ．×　内耳神経は感覚神経の働きのみをもつ脳神経です。

4 ．◯　迷走神経は、全ての作用をもつ脳神経です。

5 ．×　舌下神経は運動神経の働きのみをもつ脳神経です。

 

第108 回で登場した問題が選択肢を変更して出題されました。当時も五肢択二問題で出題され、正答率は41％でした。今回は70.6％となっています。脳神経は作用により「運動神経」の働きをもつもの、「感覚神経」の働きをもつもの、「副交感神経」の働きをもつものが混在しています。脳神経の番号、名称、働きを覚える際には、これらも一緒に学習をしましょう！

 

ここ数年、正答率が低い『人体の構造と機能』は正答率の高低に関わらず、できれば過去5 年間の問題は見ておきましょう！

 

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いかがでしたか？次回は、7/23（金）となります。

来週の“BLOG de 国試対策”は、第110回国家試験の「疾病の成り立ち」を振り返ります👀

次回もぜひチェックしてください！

それではまたお会いしましょう☺