東京アカデミー秋田校
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秋田県の教員採用試験を受験される皆さま。また、その他の自治体を受験予定の皆さまも同じく、面接試験、最終の確認をしましょう。
合格される方と不合格になってしまう方の違い。同じ回答内容でも、評価が大きく変わるのが面接試験です。
回答内容に正解はありません。誰が何をどのように言うか・・・その人に合った回答と表現力が勝負を分けます。
(チェック1)面接官の3つの視点を意識しよう。
①言語情報からの評価 文字通り回答内容の評価です。具体例や経験談、エピソードなど、他の受験生に置き換えることができない「その人ならではの内容」になっていますか。
②視覚情報からの評価 どんな服装・髪型で、どんな姿勢で、どのような表情で回答するか。同じ回答内容でも俳優さんと同じで、表情一つで伝わり方が180度変わってきます。
③聴覚情報からの評価 声の調子により評価が変わります。声の明瞭さ、声の大きさ、声の調子を変えることで「意欲」「やる気」も伝えられる反面「自信の無さ」も見抜かれます。
★これら3つの視点を、合致させることが合否を分ける大きなポイントです。
・力強い(例えば〇〇な教師になりますといった)回答を伝えるときに適切な表情は、
「眉毛をきりッと結んで」「目を大きく開いて」「背筋をピーンと伸ばして」
「声は大きめに」「ハキハキした口調で」「身振りとしては手をグーに握って」
「簡潔にズバッと」回答すれば、面接官の心の奥まで響きやすいです。
×・・・逆に、他の回答と何ら変わらない表情でタンタンと(もしくはダラダラと)回答すれば、面接官の耳から耳に通り抜けてしまうだけです。
・神妙な(例えば教師の不祥事のニュースを聞いてどう思うかといった)回答を伝えるときに適切な表情は、ひとつには「神妙な表情で」「目を少しだけ細めて」「声は小さくても一語一語丁寧に発音し」「悲しく、考えられないといった」感情を伝える。ひとつには「少し怒った表情で」「眉をひそめて」「声も強い調子で」「絶対にあってはいけない意志を乗せて」「許されない」感情を伝える。
★面接の回答を事前に準備するのは当然です。しかし、準備した回答のシナリオが立派でも、表情と声の調子で、0点にも100点にもなりえます。面接試験に臨む最後のチェックの一つが、鏡を見ながらの表情チェックです。教師は子どもの前で、教師を演じきれなければなりません。教師は表情が豊かでなければいけません。
★再度、強さを伝える表情、やさしさを伝える表情、子どもへの愛情を伝える表情(目で笑えますか)、怒りや悲しみを伝える表情、チーム学校に溶け込みたいという親しみの表情など、しっかり確認してから臨みましょう。
(チェック2)想定される質問に対する回答は、漏れのないように確実に準備しよう。
★面接面接試験の後、「予想しなかった質問があって、パニクッた」的な経験談がよくあります。予想しない質問がある段階で・・・準備不足です。教師になって授業案を作って実際の授業をしたときに、「児童・生徒から予期せぬ質問が出てパニクッた」という教師はどうでしょうか。完全に準備不足です。質問した子どもはどうなるでしょうか。もう質問しなくなるかもしれません。
★面接試験はお互いを深く知るための重要な機会です。それも何十年も勤務する職業である教師を探す(受験生は適性を伝える)場です。準備が不足している段階で、仕事や教師を軽く見ていると言わざるを得ません。
★たとば「宝くじで3億円当選したらどうしますか」・・・まったく予想しなかった。これは完全に準備不足です。同じような質問で「無人島に一つだけ持っていってよいと言われたら何を持っていくか」「動物に生まれ変わるとしたら何になりたいですか」・・・これら過去にあった質問ですが、ようは「未知の状況(予想しなかった状況)になったとき、どのような対応ができるか」という質問です。予期せぬだから=準備しなくてもではないですね。教師として子どもの予期せぬ状況にぶち当たりパニックになったらダメですね。どんなよ予期せぬことが起きるだろうと事前に想定、準備しておくのか危機管理です。
(チェック3)試験前日(もしくは試験前3日間程度)のイメージトレーニング
★面接試験では、受験生の当日の気持ち、モチベーションで、結果は大きく変わります。「不安」「準備していない質問を聞かれたらどうしよう」「用意した回答を忘れたらどうしよう」などの気持ちで臨んでしまうと・・・結果は厳しいかもしれません。
・逆に、「これだけ準備したんだから絶対に大丈夫」「しっかり自分の教師への想いを伝えるぞ」「絶対に合格できる」と自分に思い込ませ、背筋を伸ばして堂々と面接に臨めば・・・気持ちが伝わる可能性は上がります。
★本当に大事なイメージは・・・・
面接試験でうまく話ができているイメージ、絶対に合格するというイメージも大事でしょうが、合格されている方のイメージは
「教壇で子どもに生き生きと指導している教師としての自分の姿」「保護者と連携して信頼されている教師としての自分の姿」「同僚の教師から頼りにされて校務もばりばりこなしている教師としての自分の姿」・・・これら採用後に活躍している教師としての姿を、頭の中に鮮明にイメージできている人・・・・合格される方は、このイメージができています。
(そして)令和の日本型教育、欲しい人材と思われるかどうか。
☆GIGAスクール構想を推し進めるにあたり、学校現場では試行錯誤が続いています。インターネット環境の整備、端末の各種設定、セキュリティー設定、共有ソフトの利用法、クラウド管理、トラブルへの対応などなど。
☆当然ながら、情報処理に詳しい人に来て欲しいと思うのが面接官の希望です。PCに慣れている人、知識を持っている人に来て欲しい。現場の混乱を少しでも前に進められる人に来て欲しい。
☆受験生の皆さんのPCスキル、情報処理能力をどうやって面接官に伝えるか。この準備も今年は必要でしょう。端末を使った授業案、アイデア・・・整理できていますか?
東京アカデミーでは、教員採用試験の筆記試験対策、人物試験対策の指導を30年近く行っています。
合格する方、不合格になってしまう方・・・どちらの特徴も理解しています。
今から試験までの数日間でも相当の上澄みができます。二次試験に向けてはなおさらです。最後まで「絶対に教師になって子どもの未来、秋田県の未来、国の未来を明るくするぞ」という強い意識で、頑張りぬいてください。
★★★面接試験の前に読んでおきたい文部科学省発行の冊子のご紹介記事は、コチラから。
(合格に向けたお知らせ:2022年12月追記)
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