東京アカデミー立川教室
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東京アカデミー大宮校の教員採用試験担当です。
一次試験を受験された方はお疲れさまでした。一次試験合格発表日までは、不安でいろいろ手につかないことも多いかと思います。ただ、今は二次試験に進んだ時のことを考えて準備を進めることが大切です。特に二次試験はどんな論文採点官・面接官でも一定評価を得ることが重要になります。主観的に回答内容を深めることも必要ですが、それを言葉にしてみて客観的に評価してもらってみましょう。
さて、埼玉県の二次試験内容の1つ、「集団討論」について紹介します。
討論のテーマは当日発表になり、各自で3分間考えてから討論がスタートします。(校種・教科でテーマは異なります)
《昨年のテーマ例(小学校・中学校・養護教諭・栄養教諭)》
あなたたちは、同じ学校に勤める教員です。学校生活を充実させていくためには、教員と子供たちとの信頼関係だけでなく、教員同士・子供同士の信頼関係を築いていくことが大切です。このような相互の信頼関係を築いていくためにどのような取り組みを進めていきますか。
皆さんは集団討論についてどんな対策を考えるでしょうか。ここで重要なことは、「集団」討論であるということです。集団討論はよくディベートと比較されますが、
ディベート:「相手の主張を論破する」ことを重要視する
集団討論:各メンバーが出したいろいろなアイディアや論点から、グループとしての意見をまとめる
と、評価される視点が全く異なっています。つまり、ご自身が討論に積極的に参加するだけでなく、各メンバーの意見を「傾聴する」(≠他メンバーの意見を評価する)ことが必要になるのです。
参考までに、埼玉県教育委員会が公表している集団討論の評価観点を挙げておきます。 (埼玉県教育委員会ホームページより)
(1) 積極性
○自分の意見を進んで述べているか。
○討論に意欲的に参加しているか。
(2) コミュニケーション能力
○討論の進展に沿って、発言しているか。
○他の人の意見を尊重しながら発言しているか。
(3) 貢献度
○方向性を示すなどして討論を活性化させたか。
○テーマについて建設的な発言をしたか。
(4) 表現力
○発言が簡潔明瞭で、声量や速さが適当か。
○相手が理解できるように工夫して発言しているか。
(5) 誠実さ
○言葉遣いが適切であるか。
○礼儀正しく、落ち着きがあるか。
上記の観点は、他の方からの客観的な評価を基準にする必要がありますよね。当日グループを組む方を選ぶことはできませんし、テーマや試験官を選ぶこともできません。すなわち、集団討論は実践練習あるのみなのです。
本番までにいろいろな方と実践練習を積んで、試験日当日を迎えていただきたいと思います。
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