東京アカデミー札幌校
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こんにちは。札幌校担当高橋です。
管理栄養士「科目別攻略シリーズ」第5回目は「応用栄養学」です。
出題数…16問/200問
※第35回平均点(得点率)…11.8点(73.8%)
※上記、第35回平均点は、弊社実施の「第35回管理栄養士国家試験本試験採点会」参加者3,487名の集計データによるものです。実際の国家試験の平均点ではございません。
<出題のねらい>・・・出題基準(ガイドライン)より抜粋
〇栄養状態や心身機能に応じた栄養ケア・マネジメントの考え方についての理解を問う。
〇食事摂取基準策定の考え方や科学的根拠についての理解を問う。
〇各ライフステージにおける栄養状態や心身機能の特徴に基づいた栄養ケア・マネジメントについての理解を問う。
~傾向と対策~
ライフステージごとの身体変化と栄養に関する問題が約半分を占めているため、比較的傾向がつかみやすく得点しやすい科目です(弊社同時の集計においても最も正解率の高い科目です)。例年「日本人の食事摂取基準」からの出題は2~4題ですが、第35回は本分野から5問の出題がみられました。各ライフステージでの数値等を把握するだけではなく、策定根拠等の理解も深めておきましょう。また、栄養素指標の表記が略語のみで出題(例えば、推奨量は RDA、目標量は DG とだけ表記)されており、今後もこの傾向が続くと考えられるため、栄養素指標の理解に加え、略語表記の記憶も必要です。
さらに、「ストレスによる代謝の変動」「特殊環境下での生理的変化」に関する問題も頻出です。「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」と関連させておさえておきましょう。
各ライフステージの理解については、特に、妊娠期の生理的変化、母乳成分、離乳の進め方、思春期女子、更年期女子の生理的変化、加齢変化については頻出となっています。
ADVICE 得点率が高いからといって簡単とは限りませんが、対策が取りやすいという意味合いでは間違いないと思います。本ブログでは弊社調べのものではありますが、各科目の得点率も掲載しておりますので参考にして下さい。意外と食わず嫌いなだけの科目もあるかもしれませんね。
気が付けば本シリーズも全10回のうち今回で前半戦の終了いたしました。改めて本当に範囲が広いですね。まだまだ暑い日も続きそうですが、ビタミンB1の摂取など栄養の知識も総動員し乗り切ってください予備校の授業に興味をお持ちの方は…東京アカデミーの国家試験対策講座の受講もぜひご検討下さい。
次回(8/4)は「栄養教育論」です!