東京アカデミー立川教室
ブログ
こんにちは!東京アカデミー池袋校の教員採用試験対策担当です。
昨日(8月6日)は、東京都の一次試験の合格発表がありました。合格された方、おめでとうございます!一次合格の喜びを噛みしめていることと思いますが、2週間後に実施される二次面接に向けてやるべきことは満載です。最終合格に向けて、残りの期間、全力を尽くしましょう!
本日は、東京都二次面接で問われる「場面指導」について書かせて頂きます。
(7月24日にも東京都の場面指導対策のブログがあります。是非ご参照ください→コチラ)
東京都では個人面接内で“場面指導”が実施されます。
「場面指導」は、他の都道府県では、面接官が児童役や保護者役になって“演じる”形で問われるケースもありますが、東京都の場合は、「〇〇の場合、どう対応するか?」という問いに対して、「××と対応する」というように回答する形式が取られています。面接官との質疑応答ですので、即時対応することが要求されます。
また、東京都では「生徒対応」「保護者・地域対応」と複数のテーマについて、それぞれ質疑がなされます。
実際に昨年は、
「生徒から座席をくじ引きで決める提案があったら、どう対応するか」や、
「生徒の生活態度が急に悪くなった場合、どう対応するか」、
「保護者から『子どもがケガをしているのに学校から連絡がない』と言われたら、どう対応するか」、
といった質問がされています。
また、回答に対して、
「次の日、また同じことになったら」
「それで納得してもらえなかったら」
など回答を掘り下げたやり取りも行われます。
場面指導はケースbyケースの対応が求められますので、正解はありませんが、まずは原理・原則に精通しておきましょう。
「生徒対応」→生徒指導提要(平成22年)
⇒ちなみに、「生徒指導提要」は今年度末までに改訂されることが決まっています。いじめの箇所が大きく変わり、また、GIGAスクールのICTに関する記述が加わる予定です。改訂される前(=今年の試験)に合格しましょう!
「保護者・地域対応」→『学校問題解決のための手引』(平成22年)
は熟読しておきましょう。
そのうえで、場面指導でよく問われる「いじめ」のうち、インターネットに関連するものとして、
「ネット上のいじめ」→「ネット上のいじめ」に関する対応マニュアル・事例集(学校・教員向け)(平成20年)
はとても参考になります。
また、「GIGAスクール構想」で学習環境が大きく変わろうとしています。個人面接で、
「保護者から『我が家にはWi-Fi環境が整っておらず、タブレットを使った学習が難しい』とクレームが来た場合、どう対応するか?」
といった質問がなされる可能性は十分あります。
以上、東京都二次面接対策として場面指導について書かせて頂きました。受験生の皆さまが二次面接で良い結果を出されることをお祈りしております。
東京アカデミーでは、二次面接対策の講座をご用意しております。ご興味のある方はコチラ
⇒この講座にお申込みいただいた方には、「情報教育に関する想定質問集」をお渡ししております。上記の「GIGAスクール構想」など情報教育の重要テーマに関する質問と回答例が掲載されています。二次試験前の総まとめとしてご活用ください。