東京アカデミー札幌校
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こんにちは。札幌校担当高橋です。
管理栄養士「科目別攻略シリーズ」第6回目は「栄養教育論」です。
出題数…13問/200問
※第35回平均点(得点率)…7.8点(59.9%)
※上記、第35回平均点は、弊社実施の「第35回管理栄養士国家試験本試験採点会」参加者3,487名の集計データによるものです。実際の国家試験の平均点ではございません。
<出題のねらい>・・・出題基準(ガイドライン)より抜粋
〇栄養教育の目的に応じた理論と技法についての理解を問う。
〇対象者の社会・生活環境や健康・栄養状態の特徴を考慮し、理論や技法を応用した栄養教育の展開についての理解を問う。
~傾向と対策~
身近な栄養教育に関するテーマを取り上げた実践的・応用的な設問で構成されるています。第35 回も例年同様、最も適切な肢を選択させる問題が数問出題され、解答の絞り込みが困難なものもありました。出題基準の改定で新たに行動変容技法として追加された「ナッジ」は、今回の試験で初めて出題されました。「応用栄養学」「臨床栄養学」「公衆栄養学」「給食経営管理論」などの総まとめ的な科目であり、関連させた学習が効果的です。また、行動変容に関する理論・技法の応用、栄養カウンセリング、目標設定、評価指標については「応用力試験」においても数問出題されています。基礎理論を十分に理解した上で、事例を取り上げた過去問を解くことによって実践的な能力の形成が期待できます。
ADVICE 弊社の第35回本試験の成績集計では最も得点率が低い科目でした。上述した通り、他科目との関連性がある科目でもあり、さらには知識のみならず、国語力(文章の読解力)や、常識力も解答のポイントとなることが要因と考えられます。過去問題に取り組む際には、出題の意図を汲み取るなど、その点も意識して取り組んでみましょう。
シリーズも残すところあと4回、順調に進んでいる方は油断せずそのペースで、なかなか進まないという方は学習のペースメーカー、効率的な学習法として、東京アカデミーの国家試験対策講座の受講もぜひご検討下さい。
次回(8/11)は「臨床栄養学」です!