東京アカデミー京都校
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みなさんこんにちは。
今回の “BLOG de 国試対策”は、第110回国家試験の「基礎看護学」をみていきます。
車椅子での移送の問題は第106 回国家試験でも出題されています。今回の国家試験「基礎看護学」は、過去問題をベースに学習することで十分得点が可能な問題が並んだように思います。
〔午後問題37〕 車椅子による移送で正しいのはどれか。
1 .坂を上るときは、背もたれ側から進む。
2 .段差を上るときは、小車輪を浮かせる。
3 .方向転換をするときは、小車輪を支点にする。
4 .乗り降りをするときは、フットレストを下げる。
正答は2です。今回、正答率は89.5%となりました。それでは解説です👇
1 .× 坂の上り、下りともに進行方向に前進する形で車椅子を移送します。上りの場合は、看護師は足を前後にしっかりと開き、上体を前に倒して車椅子を押していきます。
2 .◯ 選択肢の小車輪は、車椅子の前方にあるキャスター(前輪)を指します。2cm以上の段差がある場合、小車輪がつかえてしまうため、段の手前まで車椅子を寄せ、グリップを両手で握り、ティッピングレバーを前下方向に踏んで小車輪を浮かせて段に乗せます。そして後方の大車輪が当たるまで前進させ、看護師は片方の大腿部を車椅子の背もたれにあて、方向をコントロールしながら背もたれを押し、段に乗せます。
3 .× 方向転換をするときは、車椅子の大車輪の設置面を支点にします。
4 .× 乗り降りをするときは、必ずブレーキをかけ、フットレストを上げます。
いかがでしたか。普段の学習の時には、解説を読むだけでなく、一つひとつイメージして理解するようにしましょう!
次回は、8/13(金)となります。来週の“BLOG de 国試対策”は、「基礎看護学」の続編をお送りします。次回もぜひチェックしてみてください!
それではまたお会いしましょう☺