東京アカデミー鹿児島校
ブログ
皆さんこんにちは!チューターのTです。今回は私が受けた公務員の面接試験で,面接官を担当された方々の印象についてお話ししたいと思います。公務員になるためには面接試験を突破しなくてはなりません。2022年度対策受講生の皆さんは,まだ面接関係の講義が実施されておらず,どちらかというと一次試験に向けた勉強で手いっぱいだと思います。現段階で即参考になる内容ではありませんが,今後面接試験をより意識するようになったときに,この内容を参考にしていただければ幸いです。また,公務員試験の面接の雰囲気について気になっている方々にも是非参考にしていただきたいです。!(^^)!
私は面接試験を5つ経験しました。受けた順番から,「国立病院機構」,「鹿児島県庁」,「鹿児島市役所」,「財務専門官試験」,「国家公務員一般職(大卒程度)試験」になります。今回は国立病院,鹿児島県庁の2つについてお話ししたいと思います。あくまでも私個人が経験したもので,当然面接官は受けた人,受験年度によって異なるため,個人差があるということも念頭に置いてお読みいただければと思います。(^^♪
<国立病院機構>
受講生の皆さんはあまり聞きなれない受験先かもしれませんが,例年併願先として受験する受講生が一定数いる試験になります。試験区分としては,事務系総合職という区分になります。国立病院機構の試験は他の公務員試験と比べるとかなり異質な形式となっています。まず,エントリーシートをウェブ上で提出し,審査を突破すると選択解答式の試験に進むことができます。この試験は民間企業が実施するSPIのような試験であり,こちらもウェブ上での受験になります。このウェブ試験を通過すると,最後の面接試験に進むことができます。この面接は個別面接で,会場は福岡になります。(例年は集団面接が各都道府県で実施され,その後個別面接となっていましたが,2020年度試験は新型コロナの関係で個別のみでした。)
概要についての説明が長くなってしまいましたが,ここから国立病院機構の最終面接を担当された面接官の印象についてお伝えします。面接官は全部で三名で,私の時は三人とも男性でした。面接官の服装は,クールビズ推奨期間ではありましたが,三名ともスーツを着用されていました。(私もスーツで汗だくで面接を受けました。)真ん中に座っておられた主任面接官の方は,私の見た印象だと50代くらいのベテランの男性でした。両端のお二人は,20代後半から30代前半の若い方で,一人はがっちりとした体形で,眼鏡をかけられていました。もう一人は細身で長身の方でした。初めは主任面接官の方から,緊張をほぐす意味合いで趣味に関する質問があり,その際には笑顔で軽い冗談を交えた質問もされていました。しかし,この後の志望動機に話題が移ってからは,表情がとてもシリアスになり,痛いところを突くような質問もありました。ただ,高圧的な態度で質問をされていたわけでは全然なく,口調としては淡々と冷静沈着なものでした。両端の若いお二人も,初めの趣味の質問の際にはやわらかい表情を見せられていましたが,そのあと質問権が映った際には,真剣な表情を変えることなく質問をされていました。こちらも高圧的というとは全くなく,私の発言にしっかりと耳を傾けられているという印象でした。また,面接時間は全部で15分程度で,三人それぞれに5分ずつ持ち時間があったと記憶しています。
以上が,国立病院機構の面接試験で私がみた面接官の印象になります。もしかしたら,私が就職活動で初めて経験する面接で,ガチガチに緊張していまい,発言の内容がマジメな方向に偏りすぎたため,盛り上がりに欠ける堅い雰囲気の面接になってしまったのかもしれません。
<鹿児島県庁>
都道府県庁は多くの受講生が受験される試験だと思います。私は鹿児島県庁の大卒程度試験を行政区分で受験しました。鹿児島県庁の面接は,30分の面接が2回実施される形式で,各面接3人の面接官が担当されていたため,合計で計6名の方と面接をしたことになります。最初の面接官は,若い女性が一名,若い20代後半ほどにみえる男性が一名(説明会でも拝見したためおそらくは人事の方だと思います。),40代ほどにみえる中堅の男性が一名でした。真ん中の主任面接官が若い女性の方で,最初はその方から導入のような質問が2,3問ほどありました。その際の雰囲気はとても和やかで,私の発言に3名とも笑顔を見せる場面もありました。続いて若い男性の面接官に質問権が移り,はじめに「県職員としてやりたい業務について」質問されました。そして私の解答に対して,さらに掘り下げられていきました。その際に痛いところを突くような質問もあり,質問する口調はとても落ち着いたものでしたが,淡々とした表情の裏に,受験者に揺さぶりをかけようとする意図が見え隠れする,そのような印象を受けました。そして最後の中堅の方は,痛いところを突くような質問はあまりなかったと記憶しています。どちらかというと落ち着いた雰囲気のまま,私の発言を時折相槌を打ちながら聞いてくださっていました。面接の最後には主任面接官の方から,後半の面接に向けて私を励ますような言葉をかけて下さり,それで気持ちが落ち着いたことを覚えています。
後半の面接官は,ご年配の男性が2名と若い女性が1名(この方はおそらく2020年度東京アカデミー鹿児島校の官庁自治体説明会で,説明をされていた方だったと思います。)でした。主任面接官はご年配の男性で,導入のような質問はなく,いきなり志望動機について質問されました。物腰が柔らかい方で,私の発言に対して共感して下さるようなリアクションもありました。続いて若い女性からアルバイトや卒論の事について質問されました。こちらの方は相槌をしっかりとられていた印象があります。私の解答が少し長くなってしまった際にも,最後まで相槌をしっかりとられていていました。もう一人のご年配の面接官の方は,終始ニコニコされていました。質問の仕方も,自分が答えやすいように配慮なさっている印象を受けました。後半の面接はあまり嫌なところを突くような質問はなかったと記憶しています。以上が,私が見た鹿児島県庁の二次試験の面接官の印象です。この面接も私は緊張しましたが,前回の国立病院機構での面接よりは落ち着いてできた感触がありました。また,面接官も多く面接時間も長いため,面接官のタイプとしても多種多様なものがあると感じました。
今回の内容はここまでになります。残りの3つについては,後々ご紹介しようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。