東京アカデミー立川教室
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こんにちは。東京アカデミー立川校の小泉です。
暑い日が続いていますが、皆さん、夏バテは大丈夫ですか?
私は最近、夏バテ気味でしたが、大好きな餃子にパワーをもらい、無事に復活しました💪
皆さんも暑さにはお気をつけください。みんな元気に夏を越せることを願っています✨
今回も、第35回管理栄養士国家試験問題(2021年2月実施)を解説付きでご紹介いたします。
実際の問題に触れ、今後の試験対策に活かしていきましょう!
前回の記事はこちらからご覧いただけます
➡【解説付き】第35回管理栄養士国家試験の過去問題にチャレンジしてみよう~社会・環境と健康編~
➡【解説付き】第35回管理栄養士国家試験の過去問題にチャレンジしてみよう~人体・疾病編~
➡【解説付き】第35回管理栄養士国家試験の過去問題にチャレンジしてみよう~食べ物と健康編~
あわせて読んでおきたい記事➡【管理栄養士】過去問題を利用した勉強時の注意点!
今回は「基礎栄養学編」です✨
⭐第35回管理栄養士国家試験 午前問題78
鉄に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1)鉄は、汗に含まれる。
(2)鉄の吸収率は、ヘム鉄よりも非ヘム鉄の方が高い。
(3)非ヘム鉄は、3価鉄として吸収される。
(4)貯蔵鉄は、トランスフェリンと結合している。
(5)ヘモクロマトーシスは、鉄の欠乏症である。
答えは下へスクロール!
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答え (1)鉄は、汗に含まれる。
👉選択肢の解説
(1)鉄の排泄経路は、糞便、尿、汗、皮膚、毛髪、爪であり、1日に約1mgの鉄が失われる。これに加えて、女性の場合は月経血としても鉄を喪失する。
(2)非ヘム鉄よりヘム鉄の方が、吸収率が高い。
(3)非ヘム鉄は、食品中では3価鉄として存在するが、そのままでは吸収されず、胃酸やビタミンCにより還元されて2価鉄となり吸収される。
(4)貯蔵鉄は、アポフェリチンと結合して、フェリチンとなっている。トランスフェリン(輸送たんぱく質)と結合しているのは、血清鉄である。
(5)ヘモクロマトーシスは、鉄の過剰症である。過剰な鉄が体内に蓄積する疾患であり、肝臓、膵臓、心臓などが障害される。
基礎栄養学は2~3年周期で同じような選択肢が繰り返し出題されていますので、過去問をしっかり復習することがもっとも効率的で確実な学習方法ですよ♪
特に、三大栄養素の食後・食間期の各組織での代謝は頻出です。しっかり押さえておいてくださいね。
ではさらに2回前の試験(第33回)の問題を解いてみましょう!
先ほどの問題の選択肢と似たものが出題されていますので、「おっ!」と思うかもしれません。
⭐第33回管理栄養士国家試験 午前問題81
鉄の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)消化管における非ヘム鉄の吸収率は、ヘム鉄と比べて高い。
(2)消化管における非ヘム鉄の吸収率は、鉄欠乏により低下する。
(3)体内の総鉄量の大部分は、貯蔵鉄として存在する。
(4)体内の機能鉄の大部分は、骨格筋に存在する。
(5)赤血球の破壊で遊離した鉄は、ヘモグロビンの合成に再利用される。
答えは下へスクロール!
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答え (5)赤血球の破壊で遊離した鉄は、ヘモグロビンの合成に再利用される。
皆さん、ここまでお疲れ様でした!
今回の問題が難しく感じた方は、機能鉄と貯蔵鉄と一度整理してみることをお勧めします。
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過去問題チャレンジシリーズ、次回は「応用栄養学」です🖋
次回もお楽しみに!