東京アカデミー広島校
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こんにちは、東京アカデミーの入江です。
今日は、廿日市市についてお話します。
皆さんは廿日市市というと何が真っ先に思いうかびますか?
多くの方は「宮島」「厳島神社」と答えるのではないでしょうか。屈指の観光名所として名を馳せる地域ですので、自然なことだと思います。
では、廿日市市職員として志望動機を市外出身者が書く時に「世界遺産の厳島神社をもっとPRして廿日市を盛り上げたい」と書いたら良いのでしょうか。
基本的には正解がないことなので断じて否、とまで言えませんが基本的には調べがなってないと評価されやすいと言えます。
理由は今の廿日市市の売り出し方にあります。
以下は廿日市市HPで廿日市市市長 松本太郎氏で公開していた文章です。
「喜ばしいニュースもありました。昨年9月、地域の魅力を動画で発信するプロモーション映像「はつかいち物語 愛の取調べ室」が、第9回観光映像大賞 観光庁長官賞を受賞しました。世界遺産「宮島」を身近に感じ、山から海まで多様性のある暮らしに「ちょうどいい」場所であることを市内外に広くPRし、本市に関心を持つきっかけになったものと受け止めております。また、民間機関が実施するシティブランド・ランキング調査「住みよい街2020」、「子育てしやすい自治体」で、一昨年に続き、本市は中国地方で一位となりました。こうした評価、成果は一端であり、私の耳には各方面からの廿日市市の頑張る姿に対する高い評価の声が届きます。このことは、日々の職員の努力はもとより、地域の皆さんと一体となったまちづくりに対する称賛と受け止めています。」
見ての通り、観光名所としての廿日市市として以上に、「暮らしやすい街」として評価されていることに価値を見出しているように取れます。
実際廿日市市の発行するパンフレットにも住みよい中山間地域へ移住を提案するものがあります。
廿日市市=宮島と思い込んで風光明媚な景色を褒め称えるだけでは面接官の気は引けません。廿日市市に限ったことではありませんが、その自治体が目指している方向性をしっかりと調べ、その方向性が一致している人材を欲しているのだと意識することは自治体調査で最も重要なことです。