東京アカデミー松山校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー松山校の教員採用試験対策担当の石井です。
教員採用試験を受験するうえで避けて通れないもの、それが「答申」です。重要な教育施策を決めていく最初の段階で、文部科学大臣が、中央教育審議会という教育についての有識者の組織に「諮問」という形で意見を求めていきます。それを受けて、中央教育審議会では、審議を行い、「答申」という形で報告を公表していきます。
「答申」という形で発表になるまで、有識者の間で何度も審議が行われますが、途中経過も資料などで確認することが可能です。そして今回は、有識者の審議が行われている分科会の一つである『「令和の日本型学校教育」を担う教師の在り方特別部会』に注目したいと思います。
『「令和の日本型学校教育」を担う教師の在り方特別部会』では、8月4日に第3回目の会議が行われました。そこで配布された資料「教師に求められる資質能力の再整理」では、
がイメージとして記載されていました。特に気になったのは、「大くくり化した資質能力の観点」に『ICTや情報・教育データの利活用等』が挙げられており、
といったように、養成段階(受験生)に対して3、4のような行動指標を基準にするビジョンが今後検討されるとなっている点です。
これらの審議は今後の検討によって変化していくものの、内容は『「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)』や『GIGAスクール構想の実現』を踏まえたものであるため、核となる部分には変更がないと思われます。
これからの教員に必要な資質能力は面接時にアピールポイントとして必ず必要になりますので、最新の情報をしっかりキャッチし、準備していくようにしましょう。