東京アカデミー鹿児島校
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こんにちは,東京アカデミー鹿児島校チューターのRです。
今回は,公務員試験を受験する上で何を経験しているとよいのか,また経験をする上で大事なことの2点について書きたいと思います。大卒程度公務員を志望職種の1つに考えている方々には是非お読みいただければと思います。
公務員試験では,面接試験もあることから,面接のときに話すことのできる経験があることが必要です。
例えば,ボランティアの経験をしておいた方がよい,という話もよく聞くかと思います。これはおそらく,公務員という職種の性質上必要だと思われているのかと思いますし,実際経験していれば,面接のときには必ず使うことのできる経験だと思います。他にも,大学生活を経験していれば,サークル活動の経験もあるとよいと思われる方もいると思います。そこで仲間と何かを成し遂げたり,あるいは先頭に立って全員をまとめるという経験も今後社会人として必要だと思いますし,面接でも話すことのできる経験になると思います。他にもいろいろと大学時代にできることは多くありますが,こうした経験をまんべんなく経験しておかなければならないと思っている方はいないでしょうか。特に「ボランティア」については,必ずしていなければならないと思う方もいるかもしれません。実際に,私もそうでした。「『ボランティア』をしていなければきっと試験も不利になるだろう」「面接のときに『なぜしなかったのか』と徹底的に追及されるんじゃないか」と思い,焦ったこともあります。
そのように思っていた私ですが,就職活動が終わるまで,結局のところ1度もボランティアに手を付けないままでした。つまり,このような経験が必ずしも必要かと言われればそういうわけではないのです。かといって,ボランティアの経験がない分を補うぐらいすごい体験をしていたわけでもありません。私が大学時代に経験していたことで,面接やエントリーシートで使った経験は「アルバイト」と「ゼミ活動」ぐらいでした。しかも「ゼミ活動」は特に印象的な経験も多くはなかったので,主には「アルバイト」だけでした。
実をいうと,それ以外には中学時代や高校時代の経験を使っていました。それも「部活動の部長をしていた」といった経験ぐらいです。結局そこまで含んでも,面接で使った経験は7割~8割は「アルバイト」だったと思います。
経験の数がたとえ少なくとも,何が大事になってくるかと言うと,経験の数や記録ではなく,「そこで何をしたのか」「その経験で何を得たか」「その経験を今後どう生かすか」だと思います。面接でもこれらを聞かれます。ということは,経験自体は仰々しいものではなくとも,その経験が自分のターニングポイントになった,その経験をしたことで何かが変わった,と言えるものであれば,その経験は面接で話せますし,面接官からも好感触を得ることができるかもしれません。
結論を言うならば,「ボランティア」や「サークル活動」,「アルバイト」,「留学経験」など,その全てを経験しておく必要はありません。もちろんたくさん経験があるとその分話せることも多くなり,それに越したことはありません。ですが,大学時代に経験したことなどを,何かしら自分で話すことができれば,それで十分だと私は思います。まずは何か一つでも,そうしたことを話せる経験があるか探してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。