東京アカデミー青森校
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2022年夏実施の青森県教員採用試験を受験予定の皆さま。教員採用試験の予備校=東京アカデミーの佐井です。
今回は、集団討論についてお知らせします。
青森県教育委員会第879回定例会の会議資料では、集団討論の実施方法について、「集団討論の人数を従来の6~10人から5~6人に縮小して室内の密を避けるとともに、受験者のマスク着用、受付時の検温、手指消毒の対策を講じて行うものとする。」と記載しています。
そこで、従来の進め方がどうであったかを紹介いたしますので、ご参考ください。
・受験生は6人~7人、面接官は3人
・流れ
試験会場に移動し、5分で進め方の説明と討論テーマ発表
→3分で構想し、25分で討論
→討論終了後、1人1分程度でまとめの意見を発表
・令和2年度の集団討論テーマ例
(小学校1)深い学びの実現が大切です。そのためには問題解決学習にどのように取り組むか。
→この当時のいわゆる教育時事であった、「新学習指導要領(平成29年告示)」を踏まえたテーマ思われます。
学習指導要領改訂ポイントの目玉の一つであった「主体的・対話的で深い学び」を意識しているものと推察します。。
(小学校2)全教育活動を通して、子どもたちの特性を養うためにどのように取り組んでいくか。
→このテーマも、新学習指導要領で育むことを目指す資質・能力の3つの柱「学びに向かう力、人間性など」「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力など」を意識してのものだと思われます。
(小学校3)個に応じた指導を行うために何に取り組むか。
→同様に、このテーマも新学習指導要領にある「個に応じた指導の一層の充実」を踏まえた発言が必要になるものと思われます。
このように、集団討論はその時代の指導の方針をしっかり理解した上で、どのように取り組むのかを考えなければなりません。
では、ことにの試験においては何かと言われると、「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)」であり、「『令和の日本型学校教育』を担う新たな教師の学びの姿の実現に向けて(審議まとめ)」であります。
この答申、審議まとめの内容を踏まえ、発話にどのように取り入れていくのかを知識整理→演習という流れで進めていきます。
青森校では、8/21(日)に、1次試験合格発表前の「青森県2次試験準備講座(集団討論準備講座)」を開講します。
過去のテーマも紹介し、傾向を踏まえた予想テーマで集団討論についての基礎を1日でご理解いただけます。
ご都合の良い方はぜひご参加ください!
青森県2次試験準備講座の詳細はコチラ