東京アカデミー横浜校
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こんにちは。国家試験対策講座担当の西野です。
本日は「計算問題」について、近年出題された過去問を見ていきたいと思います。
計算問題は、毎年必ず出題されます。
その年によって午前問題・午後問題ともに出題されていたり、どちらか一方だけの場合もあります。
第110回看護師国家試験では、午後問題で出題されました。
<第110回 午後№90>
6%の次亜塩素酸ナトリウム液を用いて0.1%次亜塩素酸ナトリウム液を1,000mL作るために必要な6%次亜塩素酸ナトリウム液の量を求めよ。
ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。
<解説>
まずは、0.1%次亜塩素酸ナトリウム液1,000mLに含まれる次亜塩素酸ナトリウムの量を求めましょう。
含まれる薬剤量は
薬液濃度(%)
────── ×薬液量(mL)で計算できるため、
100
0.1
───── × 1,000=1
100
次に、必要な6%次亜塩素酸ナトリウム液の量をχ( mL)とします。
6%次亜塩素酸ナトリウム液と0.1%次亜塩素酸ナトリウム液1,000mLに含まれる次亜塩素酸ナトリウムの量は同じため、
6
─── × χ=1となり、χ=16.6…
100
小数点第1位を四捨五入し、17mLが答えなります。
みなさんはいかがでしたでしょうか?
計算問題の出題数は1~2問、苦手な方の中には、計算問題の得点は最初から諦めているという方がいるかもしれません。けれど、計算問題は必ず出題され、典型的な問題を繰り返し出題する傾向が強いので、確実に点が取れる問題でもあります。この機会に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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