東京アカデミー東京校
ブログ
こんにちは。公務員試験対策の予備校=東京アカデミー東京校の公務員担当です。
6月20日に相模原市の就職氷河期世代の職員採用試験(「新教養試験~Light」)の問題から。
問)12%の食塩水がある。これに200グラムの水を足したところ4%の食塩水になった。もとの12%の食塩水の量として妥当なのはどれか。
1. 80g
2.100g
3.120g
4.140g
5.160g
数的推理の「食塩水濃度」の問題ですネ。これも頻出です!
例えば、昨年実施の東京都の就職氷河期世代採用試験Ⅲ類の問14。
問)濃度5%の食塩水300gに、濃度4%の食塩水と濃度10%の食塩水を加え、混ぜ合わせて濃度8%の食塩水1,800gを作ったとき、加えた濃度4%の食塩水の量として、正しいのはどれか。
1.250g
2.300g
3.350g
4.400g
5.450g
どうでしょうか?似たような問題ですよネ。就職氷河期世代の試験では、基礎能力試験・教養試験で基本的な事項が聞かれるのです。
相模原市の問題から解いてみましょう。
元の食塩水に入っている食塩の量と、200gの水を足して出来た食塩水の食塩の量は同じですから、
求めたい元の食塩水の量をxとすると、x×12%=(x+200)×4%
0.12x=0.04x+8
12x=4x+800
8x=800
x=100 肢2が正解。元の食塩水の量は100gで12gの食塩が入っていました。これに200gの水を足して300gの食塩水が濃度4%なのですから12gの食塩が入っていますよネ。
続いて東京都Ⅲ類。
5%食塩水には15gの食塩が入っています(300g×15%)。
出来上がった8%食塩水1,800gには、144gの食塩が入っています(1,800g×8%)。
したがって、加わった食塩は144-15=129gということが分かります。
ここから0.04x+0.1y=129(①)という式を導き出すことができます。
次に、加えた4%食塩水の量をx、10%&食塩水の量をyとすると
x+y=1800-300=1,500(②)
①②の連立方程式を解くと、x=350、y=1,150。
したがって、肢3が正解です。
食塩水の問題は、「割合」の中の「混合算」の問題に分類されます。
ポイントは、上記のように、<食塩の量>に着目すると解けることが多いのです(オープンセサミ⑤「一般知能」29頁参照)。
東京都は昨年の問題をホームページで公表していますので、是非、一度、解いてみましょう!
また、「国家公務員 中途採用者選考試験(就職氷河期世代)」も例題を公表しています。
問題を見ればわかりますが、教養試験は、高卒程度の公務員試験の対策で足ります!
東京アカデミーの高卒程度公務員試験対策テキスト「オープンセサミ・シリーズ」で足ります。
東京アカデミー立川校から配信予定のオンライン講座「就職氷河期世代採用試験」対策を行います。
国家公務員試験向けとなりますが、東京都Ⅰ類Bの教養知識やⅢ類の教養試験・作文対策になります。
詳細はコチラをご覧くださいネ!