教員免許更新制が廃止！？どうなる、教員採用試験！

みなさん、こんにちは。

東京アカデミー難波校の吉田です。もう1週間で8月も終わります。この暑さと距離を置ける…そう考えると、少しほっとしますね^^

さて、今日は最近話題の教員免許更新についてお話していきますね。

昨日、文部科学省の中央教育審議会の小委員会が、教員免許更新制を23年度に廃止する審議まとめ案を示しました。廃止する理由として、多忙化する教員の負担になるうえ、実践的な内容でない、といった指摘があったからです。

👉そもそも、教員免許更新制ってなに？

教員免許更新制とは、小中高校などの教員免許の期限を10年とし講習を義務付けるものになります。これは、教育職員免許法 （昭和二十四年五月三十一日法律第百四十七号）の第9条を根拠に定められたものと考えられます。

🤔なぜ、教員免許更新制の廃止案が示されたの？

教員免許更新制の廃止が検討された理由は、2点あげられます。

①現状の教員免許更新制が、教員の負担になっている。

（授業料、遠方から参加する場合はその旅費交通費・宿泊費、時間の確保）

②最新の知識技能の習得に繋がっていない。

（体系的な授業内容により、現状にあっていない）

😊教員免許更新制のメリット・デメリット😰

😊メリット

・教員免許更新の負担が減る

・教員免許の効力に期限を設けないことにより、教員免許を持っている誰もが教員に就くことが出来る。

😰デメリット

・教員のスキルアップ、指導力向上の研修を別途行う必要がある。

教員免許更新制の廃止により、近年中に教職員免許法が改訂される予定です。

教員採用試験を2022年度以降受験する方は、変更した条文を覚えるだけではなく、背景にも着目して勉強しましょう。

 

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