東京アカデミー東京校
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こんにちは。公務員試験対策の予備校、東京アカデミー東京校の公務員担当です。
国家公務員試験採用情報NAVI
https://www.jinji.go.jp/saiyo/saiyo.html
のホームページによりますと、
国家公務員一般職(大卒程度)の得点は「素点(基礎能力試験と専門試験はともに1問1点)」
でなく「標準点(=偏差値)」により算定されます。
令和1年度行政関東甲信越の第1次試験合格点は377点でした。
基礎能力試験・専門試験ともに素点24点(満点はともに素点40点)取ると、
㋐:基礎能力試験の標準点
10×2/9×(15×(24-19.099)/4.807+50)=145.097
㋑:専門試験の標準点
10×4/9×(15×(24-21.808)/7.213+50)=242.482
㋒:㋐+㋑=387.579>377、より合格点に達します。
従って、基礎能力試験、専門試験共に最低6割取れれば合格最低ラインに届くことになります。
ちなみに、
基礎能力試験の素点1点(=1問の正答)を標準点に換算すると、
10×2/9×(15×1/4.807)=6.934
専門試験の素点1点を標準点に換算すると、
10×4/9×(15×1/7.213)=9.242
となります。基礎能力試験もしくは専門試験どちらかの素点が23点でも一次試験突破、となります。
また、令和1年度行政関東甲信越の最終合格点は537点でした。
一般論文試験を素点4点(ただし第一次試験合格者の中での競争となります)、人物試験をB判定取ると、
㋓:一般論文試験の標準点
10×1/9×(15×(4-4.046)/0.847+50)=54.651
㋔:人物試験の標準点
148点
㋕:㋐+㋑+㋓+㋔=590.229>537、より合格点に達します。
ここで、人物試験がC判定でも、㋐+㋑+㋓+㋔=545.229>537、となりギリギリ合格点に達します。
ただし平成30年度の場合は、最終合格点の水準が高かったですので、
上述と同じケースで人物試験がC判定の場合はギリギリ合格点に達しない計算でした。
また人物試験がB判定とC判定では標準点が45点違います。
この45点の標準点の差を基礎能力試験や専門試験で取り返すとなると、
基礎能力試験であれば45÷6.934≒7問、専門試験であれば45÷9.242≒5問、正解しないといけない計算になります。
ただし行政区分の場合、地区により合格点が異なります。
令和1年度の場合、
行政近畿の第1次試験合格点は394点、最終合格点は566点ですので、
基礎能力試験、専門試験の正答が24問、あるいは人物試験C判定では合格点に達しません。
逆に
行政北海道の第1次試験合格点は276点、最終合格点は485点ですので、
基礎能力試験、専門試験の正答が24問未満、あるいは人物試験C判定でも合格点に達する可能性があります。
まずは筆記試験6割の正答、人物試験B判定を目指しましょう!