東京アカデミー立川教室
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こんにちは。東京アカデミー立川校の小泉です。
過去問題チャレンジシリーズも今回で6回目!今回も張り切っていきましょう♪
さて今回も、第35回管理栄養士国家試験問題(2021年2月実施)を解説付きでご紹介いたします。
実際の問題に触れ、今後の試験対策に活かしていきましょう!
前回までの記事はこちらからご覧いただけます
➡【解説付き】第35回管理栄養士国家試験の過去問題にチャレンジしてみよう~社会・環境と健康編~
➡【解説付き】第35回管理栄養士国家試験の過去問題にチャレンジしてみよう~人体・疾病編~
➡【解説付き】第35回管理栄養士国家試験の過去問題にチャレンジしてみよう~食べ物と健康編~
➡【解説付き】第35回管理栄養士国家試験の過去問題にチャレンジしてみよう~基礎栄養学~
➡【解説付き】第35回管理栄養士国家試験の過去問題にチャレンジしてみよう~応用栄養学~
あわせて読んでおきたい記事➡【管理栄養士】過去問題を利用した勉強時の注意点!
今回は「栄養教育論編」です✨
⭐第35回管理栄養士国家試験 午後問題104
K大学の学生食堂では、全メニューに小鉢1個がついてくる。小鉢の種類には、肉料理、卵料理、野菜料理、果物・デザートがあり、販売ラインの最後にある小鉢コーナーから選択することになっている。
ナッジを活用した、学生の野菜摂取量を増やす取組として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(1)食堂の入口に「野菜は1 日350 g」と掲示する。
(2)小鉢コーナーの一番手前に、野菜の小鉢を並べる。
(3)小鉢は全て野菜料理とする。
(4)小鉢の種類別に選択数をモニタリングする。
答えは下へスクロール!
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答え (2)小鉢コーナーの一番手前に、野菜の小鉢を並べる。
👉選択肢の解説
(1)食堂の入口ではなく小鉢コーナーに野菜の目標摂取量を掲示する方が、学生が野菜料理を選択する可能性は高まると推測される。
(2)野菜料理の小鉢を他の小鉢よりも取りやすい位置に並べることで、学生が自発的に野菜料理を選択する可能性が高まり、結果として学生の野菜摂取量の増加が期待できる。
(3)他の選択肢をなくし、野菜小鉢を選択せざるをえない状況にして学生の野菜摂取量を増加させるという方法は、ナッジの概念に反する。
(4)学生の嗜好調査に該当する取組である。
「ナッジ」は新出題基準の「行動変容技法」に新たに追加された項目であり、第35回で初めて出題されました。
ナッジ(Nudge)とは直訳すると「ひじで軽くつく」という意味で、選択を禁じることも強制することもなく、また、経済的なインセンティブ(業務をある行動に向かわせるための理由として、最終的には金銭面で有利になるような方向で行われる方策)を大きく操作することもなく、自発的に人々の行動を変容させ、より良い方向に誘導する手法を指します。
2017年にノーベル経済学賞を受賞したアメリカのセイラーらが発案した行動経済学の手法の一つで、食行動の変容にも活用が期待されています。
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過去問題チャレンジシリーズ、次回は「臨床栄養学」です📚
次回もお楽しみに!