東京アカデミー町田教室
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こんにちは。
東京アカデミー町田校の片貝です。
さて、本日は看護師国家試験対策を行う上で、必ず押さえておきたい代表的な問題(疾病の成り立ちと回復の促進)について確認します。
<代表的な設問/疾病の成り立ちと回復の促進>
間接ビリルビンが増加する現象はどれか。2 つ選べ。
1 .赤血球の破壊亢進
2 .グルクロン酸の抱合異常
3 .肝細胞からのビリルビン排出障害
4 .総胆管結石の存在
5 .デュビン・ジョンソン症候群
<解答解説>
◇正答 1、2
1 .正しい。
脾臓で破壊された赤血球は、ビリルビン(間接型)となり、肝臓へ運ばれ、そこでグルクロン酸を抱合して直接ビリルビンになる。
赤血球の破壊亢進が起こるとビリルビンが過剰に生産されるため、間接ビリルビンが増加する。
2 .正しい。
グルクロン酸の抱合には酵素が介在し、酵素が欠如しているようなときは抱合異常が起こり、直接ビリルビンが生成されず、間接ビリルビンが増加する。
3 .誤り。
グルクロン酸を抱合した直接ビリルビンは、肝細胞から肝内胆管へ排出されるが、ここで排出障害があると、肝細胞に直接ビリルビンが貯留して、血清値が上昇する。
4 .誤り。
胆道系に何らかの閉塞が起こると直接ビリルビンの通過が妨げられ、直接ビリルビンが増加する。
5 .誤り。
デュビン・ジョンソン症候群は、直接ビリルビン高値を示す先天性の体質性黄疸である。
いかがでしたでしょうか。代表的な問題ですので、しっかりと理解した上で正答したいですね。
普段の学習においても、正答以外の選択肢にも注目しておきましょう。
なぜ正答にならないのか、理由を確認した上で学習を進めていきましょう。
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