東京アカデミー立川教室
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こんにちは!東京アカデミー池袋校の教員採用試験対策担当です。
本年度の東京都教員採用試験二次試験の面接が終わりました。
すべての試験が終了された方はお疲れ様でした。
実技試験が控えている方はもうひと踏ん張りですね。
本日は、来年度の東京都の教員採用試験を受験される方に向けて、
「教育心理・教育史」のお話をさせていただきます。
■「教育心理・教育史」の出題数
「教育心理・教育史」は、「教職教養」の試験で出題されます。
東京都での出題数は、
教育心理・教育史:4~5問の出題
(教育心理3~4問、教育史1問)
です。
教育原理・教育法規が19~20問程度出題されるのに比べると地味ですが、
100点満点で16~20点占めることを考えると、それなりの準備が必要です。
余談になりますが、
「教育原理」は、今年の東京都の本試験で、
問17 令和元年度 文部科学白書
問21 平成31年度(令和元年度) 全国学力・学習状況調査の結果
問22 東京都公立学校における教員の人材育成や研修
問23 東京都の教育事情(東京都の一般会計予算など)
問26 中学校学習指導要領
が出題されています。
いずれも最新のデータに基づいて作成された問題ですので、当然、過去問はありません。
教育原理は、教育委員会のHPや教育答申で最新の情報を入手しておかないと大した点数が取れませんので、事前準備にかなり時間がかかります。
これに対し、「教育法規」は、情報量は多いですが、(改正等がない限り)過去問で出題された内容が一定周期で何度も繰り返し出題されています。
⇒9月4日の池袋校のブログ
このように、科目ごとの特徴を踏まえてしっかりと準備しておかないと、本試験では思うように点数を取ることができません。
それでは、教育心理と教育史の傾向と対策をご説明いたします。
■「教育心理」の傾向と対策
教育心理の出題の特徴として、暗記要素が強い点が挙げられます。
具体的には、特定の人物の功績に着目して、
〇〇は誰の功績か
をストレートに問う問題がよく出題されます。
教育心理は特定の内容を知っているかどうかが問われる問題が中心です。
教育原理や教育法規のように、科目全体を理解していないと正解できない問題は
あまり出題されません。
このため、教育心理は特定のテーマを少しずつ覚えることで点数を伸ばすことが可能です。
なお、教育心理の出題内容は、
・発達の理論
・学習の理論
・人格理論
・教育評価
の4つの項目が中心です。
それぞれの内容をコツコツと覚えていきましょう。
■「教育史」の傾向と対策
教育史は、西洋教育史または日本教育史のどちらかから1問出題されています。
東京都の教職教養の問題数が30問(近年は25問)だった2016年以前は、
出題数2問(2011年~2015年)
出題数0問(2016年)
の年もありましたが、ここ5年間は1問の出題にとどまります。
できる限り穴は作らない方がいいですが、余裕がなければ後回しで大丈夫です。
出題形式は教育心理と似ています。
暗記要素が強く、知識をストレートに問う問題がよく出題されます。
出題内容は、以下のものがよく出題されています。
●西洋教育史
・主要な人物とその著作や功績
古代ならソクラテス、プラトン、アリストテレス、近現代ならロック、ルソー、ペスタロッチなどが出題されています。
●日本教育史
・主要な人物とその著作や功績
・教育機関
・明治以降の教育法制
一次試験まで時間的に余裕があります。今のうちに一度過去問を解いておくことをお勧めします。
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